戸隠山   02年7月13日 前後泊
メンバー Sさん、園

奥社駐車場 6:15→6:45奥社→7:45五十間長屋8:10
→9:15八方睨み 9:30→10:00 1869のピーク 10:10→
11:15一不動避難小屋12:15→13:25牧場登山口→
13:45キャンプ場バス停

夏合宿に備え体力作りにと、奥社から戸隠山経由で高妻山へ日帰りで行くという無謀な計画を立てた。
前夜宇都宮から一般道で7時間かけて戸隠奥社駐車場へ。既に着いていたSさんと半年ぶりの再会を
祝って車中宴会。
翌朝5時前起床。睡眠時間は2時間チョイである。杉の大木の参道を30分ほどで抜けた登山口に届け
を出して急登にとりかかる。Nifty FYAMAのスーパーマンSさんの足取りが何故か遅い。
30分ほど登った所でSさんの「気分が悪い−」という悲痛な叫び声。 同時に私の喉にも苦いものが…。
あ〜、折角摂った朝食が…。 戸隠山の神様、本当にゴメンナサイ。
60代(後半?)の夫婦にも抜かれてしまう亀ペースであえぎながら登っていくと、右手の岩壁に一条の鎖
を見つける。上には何やら祠があるようす。こりゃ登るしかないと垂壁(5.6?)を登る。もちろん私くら
いのレベルのクライマーになると鎖など使わないのだ。祠からは槍・穂・白馬の北ア連峰が美しかった。
下りはどなたかが折角設置してくれた鎖を使わないのも申し訳ないので、ありがたく使わして頂いた。
やれやれ。
登山道を外れた大きな岩に鎖が付いているのをまたまた発見。登った頂上は馬の背状でスリルがある。
西岳の勇姿を眺めていると眼下の沢に何やら黒いものを2つ発見。雪渓で何かを漁っている熊だった。
Sさんも私も熊にはかなりきわどい思いをさせられているがここなら安心。しばし眺める。
噂の馬の背・剣の刃はなるほどである。Sさんはさっさと歩いていったが、高所の危険性を熟知している
クライマーの私は腰を屈めて両手を付いたり馬乗りになったりして安全を期して通過した。
八方睨みから先の稜線上の登山道は日当たりもよく風もないので益々消耗してしまった。
避難小屋に着いた時には疲労と天候の崩れで高妻山は諦める。下山道は道というよりは沢下りで、
キャンプ場へ着くころには豪雨になっていた。下山後は温泉で生ビール、蕎麦屋で地酒とハシゴをして
翌朝のんびり帰宅した。