目的地 奥白根山
登山日 2002年4月13日(土)
参加者 園、坂上
天 候 晴れ時々曇りのち雪
ルート・コースタイム
 湯元スキー場   6:15      外山尾根 8:45〜9:05
 天狗平       9:35      前白根山 10:05
 五色沼避難小屋 10:35〜11:07  奥白根山 12:25
 五色沼避難小屋 13:25〜13:50  前白根山  14:30
 湯元スキー場  16:30

 クローズとなった湯元スキー場のゲレンデの真ん中を歩いて行く。スキー場上部の傾斜がきつくなったあたりでアイゼン
を着ける。ここから、外山尾根に出るまで、急登が続く。アイゼンなしでは、登れそうにない。
 外山尾根に出て一休み。およそ650メートル登ってきた。ダケカンバが美しい天狗平で北西に向かい、一つめのピークからは
シャクナゲが多い緩やかな樹林帯の下り。このあたりは幕営できそう。前白根手前のピークに出るとようやく、惚れ惚れするような
奥白根が見えた。シャッターチャンス!
 奥白根からちょっと下って、浅間隠山、錫ヶ岳へと続く尾根上を歩く。尾根から外れ、五色沼避難小屋を目指して斜めに下る。
避難小屋で休んでいると、避難小屋の屋根から落ちてきた雪でザックが雪に埋まった。ここで、荷物を軽くして奥白根へと向かう。
 奥白根への登りは急だ。滑落したら、止まりそうにない斜面。森林限界になるといよいよ急になってくる。山頂付近は雪が少ない。
山頂手前の鞍部でアイゼンをはずし、岩綾を登る。山頂は風が強くて休むどころではない。写真だけとって引き上げた。鞍部で休
憩しようと思ったが、天気が怪しくなってきたので急いで下山。急斜面の下りでは、股まで沈んだりで緊張しながら下山。登ってきた
ルートより大夫方向がずれたがどうにか避難小屋にたどり着いた。ヤレヤレであった。避難小屋でビールを飲み、昼食をとりながら、
外山尾根から先の急な樹林帯を下山するのかと思うとのんびりと休んでいられない。
 前白根へ向かう頃は雪が降り始め、来たときによく見えた奥白根山はもう見えなかった。外山尾根から先の急な下りでヘロヘロに
なりながら、最後はゲレンデ上部では尻セードをしながら、思ったよりも、早く登山口にたどり着き、ロングコースなんてもうた
くさんだと思っていたが、下山してみるとまたロングコース歩きたくなった。晴れたり、雪が降ったりで、充実した山行だった。
雪山は、やはり楽しい。
 この日出会ったのは、避難小屋からの帰りに見た2人組男性と、3時半頃、外山尾根からの急な樹林帯の下りで、これから避難
小屋まで行くと言っていた(明るいうちに避難小屋に到着できるのだろうか?)単独の男性の3人だけであった。
左:前白根山から奥白根山
左下:森林限界の急登
下:奥白根山山頂にて