▲根子岳(2207m)スノーボード滑降
▲1月18日(土)曇りのち晴れ
▲参加者 339°こと坂上単独
▲コース&行程 奥ダボススキー場から根子岳往復

 駐車場(8:45)〜リフト上(9:15)〜ヘリポート〜(12:10)根子岳山頂
 ヘリポート〜滑降開始(13:15)〜(13:38)リフト上〜(13:45)駐車場

 登り 約3時間半
 下り 約35分
 
峰の原スキー場からだと登りも楽だと思ったが、なるべく長い距離を滑りたいと思い、奥ダボスから登ることにした。リフトは8時半から
動き出すらいしい。身支度をしているうちに動き出したが、リフトは使わずに駐車場からゲレンデの一番右端を登るこにする。
 今日はヘリスキーは営業していないようだ。はじめから急斜面で、気温も高めなので、10分も経たないうちに汗だくになる。およそ30
分でリフト上部にたどり着いた。

 さあ、ここからが、今日の雪山歩きだ。根子岳の山頂はガスがかかっているが、天気は悪くない。なだらかな斜面にスキーで歩いたと思
われるトレースがくっきり山頂に向かって伸びている。先行者が1名いや2名いるようだ。時々、膝下までもぐりながら歩くが、ボードを背
負っていると荷がちょと重い。先週は赤岳で20キロを超える荷物を背負って歩いたので少しは楽かと思ったらそうでもない。ボードブー
ツにワカンを着けて歩くのも慣れないせいか疲れる。スノーシューの方が良かったかなとも思う。

 30分程歩いて振り返って見ると、後からスキーヤーが2〜3人歩いてくるのが見えた。避難小屋あたりで、腹がへってきたので休憩。
単独テレマーカーがペースを上げて登ってきた。 その後、いくぶんか斜面が急になってきて、ワカンも沈みがちにな
り体力消耗。先行者が2人滑り降りてきたのを見て、早く滑りたい衝動に駆られる。だんだんペースが落ち、また2人組のペアにも追い
越される。山頂に近づき、ガスの中を歩くようになる。二人組の後を付いていくと「根子岳はこっちじゃありませんよ!」と言われ、標識
からそれているのに気づく。
 
 ガスが取れないかなぁと思っていると、次第に晴れてきた。願いがかなった!?運がいい!
 ヘリポートまで登ってくると避難小屋あたりで追い抜かれた単独のテレマーカーがまさに滑降態勢。スイスイと滑って行く後ろ姿を見送
った後、ヘリポートを左に分け、根子岳山頂まで行ってみることにする。急斜面がなかなか登れない。いったんボードをデポしたが、やは
り山頂でボードを背負った写真を撮ろうと再び背負う。15分程で山頂に着いた。
 今日はトレーニングと山ボードの感触を試しにきたので、眺めはどうでもいいと思っていたが、やはり天気が良く、眺めが良いのに越し
たことはない。誰もいない山頂はガスも取れて良い眺め。暖かい。後から人が来ないうちに山頂で記念撮影。ビールを持って来なかっ
たのが悔やまれるが、まぁ、今日は酒気帯びボードは危険だしまぁいいかと諦め、食事にする。手袋をとってもそんなに冷たくないほ
どの暖かさ。2人組の若いテレマーカーもやってきた。
 おにぎり、あんパン、カップラーメンとちょっと食べ過ぎて体が重い。コーヒーを飲んだ後に先ほどの急斜面を降り、ヘリポート付近
から滑降準備だ。

 普段空荷でしか滑っていないので、荷物を背負って滑るのは大変だ。滑り出しは慣れないので20〜30m位滑って直ぐに転んで
しまう。転ぶと、立ち上がるのに難儀する。平らなこところではスケーティングができず、片足がスボズボと雪に沈んでしまう。
 ゲレンデと同じように滑っているとノーズが雪に刺さって前につんのめる。いくぶん後傾に滑るようにするといいようだ。何だか、
変な格好で滑っているみたいだ。
 ヘリスキーが営業している時期には幅10メートル程圧雪してあるらしいが、今日は圧雪もしていないので、ちょっとしたオフピステ
を滑ることができた。
 2〜3度転んでからようやく感触が掴めるようになる。まだ、登ってくる人もいる。ボーダも登ってくる。他のボーダーが
滑っている様子を見たかったが残念ながら見られなかった。 次第に慣れてきて快適な滑りになるが、滑り続けていると太股が
疼き、休み休み行かないと疲れて持たない。下りはあっという間に標高をどんどん落としていく。そんなに急な斜面ではないのにスピ
ードが出る出る(そう感じるだけか?)。オフピステ最後のトリプルリフト手前の平に見えた斜面では、止まってしまいボードをはずし
て歩かねばならないかと思ったが、止まらずにゲレンデに辿りついた。

 あとはゲレンデ内を滑り降り、あっという間に駐車場へ。時間が早いのでゲレンデで少し滑ろうかとも思ったが、思ったより
滑れたので満足し温泉に立ち寄って帰ることにした。