2002年5月3日
【三つ岩岳 】
林道発10:05→ 10:50東側の一番低い岩峰 → 真ん中の岩峰 → 三つ岩岳11:35 → 12:00林道

【鍬柄岳 】
林道駐車場13:15→13:30尾根→13:45山頂14:00→14:20林道駐車場

仕事の都合で楽しみにしていた春合宿をドタキャン。腹が立って仕方が無いが、気を
取り直して薮岩を求め西上州の三つ岩岳へ行く。
以前は竜王の里宮から南西の尾根を登ったらしいが、今はダム工事で登山禁止になりガイドブックやエアリアからも記述が消えている。先月東側の尾根から登った人がいる事を知りそのコースにトライした。

尾根への取付きは薮の急斜面。適当に登れそうな所を探す。一登りで出た尾根上は少々潅木がうるさいが、所々刈り払いがされていて登山道と大差ない。

途中鹿道に引き込まれて右にトラバースしてしまったが、隣の尾根から最初の小岩峰の基部へでた。しっかりしたホールドがあるがすっぱり切れ落ちた正面を5mほど直登すると三つ岩岳の東端の岩峰基部である。小さなルンゼを使って脆い岩、枯れ木、崩れる足場を頼りに慎重に攀じ登る。

頂上からは西上州の山々が美しい。3つの山頂にはGWというのに誰もいない。
真ん中の岩峰に行こうとコルへ降りようとした時に小石が一つ眼下の森に落ちて行った。するとその音に怒ったか大きな動物が岩峰の周りを歩き始めた。ヤッホーと声を掛けても逃げるどころか逆に登ってくる様子。2mくらいの岩の上に避難するが膝の震えが止らない。10分ほどしてようやくどこかへ行った。怖かった。

真ん中の岩峰は東からは岩登り装備なしには登れない。(装備があっても私には無理。)一旦下って反対側へ回り込んで岩を登った。 最後の岩峰(三つ岩岳本峰)は難しそうに見えていたがハイキングコース並み。 三角点と山名表示がある。
心配していた下山は本峰と真ん中の岩峰のコルから簡単に尾根に出られた。

帰路時間があったので下仁田の鍬柄岳に寄ったが、低山ながら表妙義に似たスリルあり。