目的地  裏妙義 丁須の頭、赤岩
登山日  2002年4月6日(土)
参加者   園、坂上
天 候  晴れのち曇り
ルート・コースタイム
 麻苧の滝駐車場 7:30
 丁須岩     9:45〜10:30
 赤岩基部      11:15
 赤岩      ?
 赤岩基部      12:15
風穴尾根の頭 13:25〜13:55
国民宿舎     15:25(タクシー¥2410)
麻苧の滝駐車場

御岳コースを歩きたかったのだが、鍵沢コースを御岳コースと勘違いして歩きだす。
少し経ってから間違えたことに気づいたが、戻るのも面倒なのでそのまま歩く。
 スリルを期待していたため、眠くなるような登山道に気怠さを感じる。ようやく
クサリが連続するようになると丁須岩が見え面白くなってきた。視界が急に開けて、
急に目が覚めた。丁須岩が目の前に立ちはだかる。

 丁須岩の肩まではクサリで登れる。ここに登っただけでも下半身ムズムズ。とても
この金槌のような岩には登れそうにない。少し休んで今度は肩まで、クサリのかかっ
ていない方向からクライミング。以外と楽に登れる。園さんもトライ。これに勢いづ
き、一度は諦めたものの、丁須の頭のてんぺんにも登れないかと、しばしクサリを握
りながら、金槌のような岩を眺める。度胸がいる!はじめの一歩さえ行ければ大丈夫
そう。それよりも降りて来る方が怖そうだ。
 意を決して、クサリの上の方を掴み、腕力で一歩を踏み出す。あとは楽勝。丁須岩
の上で下半身ブルブルしながら360°の展望を楽しむ。降りる時はクサリが振られ
ない様に園さんに押さえてもらう。
 
 ここから先、見るととても怖そうな20メートル程のチムニーをクサリに掴まりな
がら降りる。腕に力がはいる。
 赤岩基部でザックをデポし、多少迷いながら、崩れそうな急斜面を登る。
 ヤブ漕ぎで手がキズだらけになり、ちょっと登る気力が失せるが、園さんは登る気
満々。どこが赤岩のピークなのが分かりにくい。ようやく頂上近くまで来たが、ザイ
ルを持って来なかったため、山頂まであと少しというところで、リタイア。1時間程
で赤岩基部に戻り、ほっとする。

 風穴尾根の頭まで結構クサリが続く。風穴尾根の頭で、我慢していたビールを飲み、
昼食をとる。丁須の頭、赤岩、烏帽子岩の眺めがいい。あとは、クサリもなく三方境
から巡視道を国民宿舎までのんびりと話をしがら歩く。途中、風穴の向こうの曇った
空が雪に見えたが、これがなるほど風穴尾根かと納得した。
 
 国民宿舎では例年より早くミツバツツジが咲いていた。
 タクシーを呼び、駐車場に戻り、吉井の犬伏の湯(400円、昼間は600円)に
立ち寄る。ここから、いつも混んでいる藤岡を通らないで鬼石から児玉町へ抜けて帰
る。この道は結構使えるかもしれない。

坂上記
クサリのない方向から丁須岩基部へ
赤岩付近のクサリ