【 目的地 】 狩倉槍・狩倉岳
【 山 域 】 両神山系
【 目 的 】 岩陵縦走
【 日 時 】 2002年11月10日(日)
【 天 候 】 快晴
【 ルート 】 長栄橋6:15→6:55石船(二又)7:00→7:20涸れ沢分岐(1000)→
8:40尾根(1290)8:45→9:00 1383mピーク→9:10大峠9:20→9:50
ミヨシノ岩10:00コル→10:35大笹10:55→11:00 1683m峰 11:10→
12:05狩倉槍コル→12:15狩倉槍12:20→12:55狩倉岳13:20→13:55
テレビアンテナのピーク(1435)14:00→14:35 1341峰→
15:15 1133峰直下→16:30擁壁フェンス脱出→16:45長栄橋
【メンバー】 Sさん、坂上さん、園
【 地 図 】 1/25000 両神山 (1/25000 中津川を持って行かず大失敗)
【 ガイドブック 】分県登山ガイド 10 埼玉県の山
【 駐車場 】 長栄橋(持桶トンネルの上流側出口右折)脇に2台分

今週は家族サービスで山はお休みと考えていたのですが、Sさんが狩倉槍・狩倉岳に行くと聞いて、たまらず坂上さんとあつかましく押掛けさせて頂いた。
Sさんの登山の能力は先月の表妙義でその片鱗を感じていたのだが、今回のようなルート不詳の薮岩での総合力にもうびっくり、かつ感謝感激でした。
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約束の時間より少し早く現地に着いたので、坂上さんと下山口の擁壁フェンス(落石ネット)の出口を確認しているとSさんもやってきた。なるほど一ヶ所だけ下部に小さな隙間がありここからなら出られそうだ。しかし下山が左右に少しでもずれるとやっかいなことになりそうなのでGPSにこの地点を入力しておく。さて帰りはドンピシャストライクのピンポイント下山ができるだろうか?

こうして究極のハイグレードハイキングは始まった。
今春坂上さんと敗退した落石地獄の涸れ沢(運動神経の鈍い私だけが右手、左足に落石を受け負傷してしまいました。でも落ちなかったもんね。…… Iさん、いつまでもしつこくてごめんなさい。)を何とか突破し尾根上に出ると、ほどなく旧登山道で一転して枯葉を踏んでの平和な日だまりハイクになった。大笹への長いなだらかな登りはバテてしまい、Sさん、坂上さんに12分遅れての到着となった。目指す横八丁へは4時間20分の長い長いアプローチだった。こんなに苦労してきた横八丁に怖い所はあっても、たいして困難な個所もなく(と言っても一歩踏み外せば即アウト〜!)あっけなかった。見た目にはとても登れそうもない狩倉槍も狩倉岳も登ってみれば何の事はない。
これに比べて大変だったのは下山路だった。地形図、コンパスはもちろん、高度計と2台のGPSをフル活用しても崖やら落石地獄の斜面に行く手を阻まれ、最後には日も暮れかかり、おまけに地形図からも記載がなくなって(1/25000中津川が必要)一時私はパニック寸前でした。
念のためSさんと私は家族に居場所と状況を携帯で知らせたが、こんな事は初めてだ。

ようやく降りついた所は下山口から50mほど離れてしまっていた。下山口までの擁壁をトラバースするのは100%不可能だし、登り返しても降り口は分からない。
擁壁とネットの間で檻の中のサル状態になって救助を要請する情けない姿が脳裏を横切る。
この進退極まる大ピンチをS切込隊長が冷静に判断し、落石ネットの弱点を突くルートを見つけ出し、フリークライミングならぬネットクライミングで何とか乗り切った。今後ここを切込隊長ルートと命名することにしよう。5.7くらいですかねぇ、でも下の車からの注目度は保証します。(中津川林道と八丁林道の分岐点のトンネルの手前です。小川山への往復にでも見てやって下さい。なかなか凄いですよ。)

山岳会所属の坂上さんと私が最初から最後まで中年ハイカーのSさん(この人凄すぎる!)に助けられた山行でしたけれど、念願の山に無事行かれて満足でした。
行こうと言う方などいないでしょうが、詳細はNifty FYAMAALP MES#6 02600を参照して下さい。