2002年5月25日 狩倉槍、狩倉岳

坂上さん、園

長栄橋7:35→8:30二股(石船見物)8:50→涸れ沢取付き
→10:45 1250P→(涸れ沢下降)→12:30右俣→13:55二股
14:30→15:05長栄橋

日が長く、薮が未だ茂りきらないこの時期が絶好のチャンスと、以前から気にかかっ
ていた狩倉槍、狩倉岳を目指した。
長栄橋に坂上さんの車を留め石船沢右岸(左側)の踏み跡を辿る。思っていたよりは
踏み跡ははっきりしていたが、崩壊した斜面のトラバースや、腐って落ちかけている桟
道には緊張を強いられる。それでも石船の二股までは迷うような所はない。石船の奇
景を楽しんだ後、右俣(峠沢)の右岸を遡行するが、踏み跡はほとんどない。地形図
を睨みながら980から南西に分岐する1383Pへの踏み跡を捜すが、どうしてもそれらし
き取付きが見つからない。(後で分かったが地形図の誤り!)
しかたなくここぞと思う涸れ沢を尾根目指して突き上げることにした。崩落が進み落石
地獄と化した沢を突き上げると、狙っていた1383Pではなく1250Pへ出た(らしい)。
期待していた廃道はなく、仕方なく尾根伝いに1383Pを目指すが途中の岩峰を越せず
今回は敗退を決める。(ここはここでルート探索が面白そう。)
登って来た沢の下降は尾根から見ると、とっても大変。北尾根の練習を兼ねて上部の
2ピッチは懸垂で降りる。右俣へ降りついてからも二人とも納得がいかず、取付きを求
めて上流まで行ってみたがそれらしい場所は見つからなかった。
帰宅後ネットで調べたところ、5月12日に大峠から右俣への下降の記録があり、我々
が捜したよりずっと上(1140)が尾根への取付きだったらしい。地形図のルートはとうに
崩落してしまったようだ。
ここでこんな調子じゃ、狩倉岳からの下山はビバーク覚悟になりそうです。
(ここへ行く方は念のため懸垂下降の道具とヘルメットの持参をお勧めします。)