日時:8月24,25日
場所:谷川岳ヒツゴー沢
メンバー:L: Sさん、SL:Kさん、Mさん(以上本田栃木山岳部)、園

コースタイム:谷川神社6:05→7:30二俣7:45→7:50ヒツゴー沢出合い→16:30中ゴー尾根17:00
→19:30ヒツゴー沢出合い20:30→22:45谷川神社

久々の会社の山岳部の山行でヒツゴー沢へ行った。メンバー3人はいずれも7000m峰経験者という強者揃いである。
前夜谷川神社にテントを張り宴会。

谷川神社を6時に出発。東大山荘脇からほぼ平坦な整備された登山道が始まる。「ヒルに注意」の看板に立止
まること無く足早に歩いたが、それでも続々と靴を這い上がってきていて手首とお腹を吸われてしまった。

二俣から5分ほどのヒツゴー沢とオジカ沢の出合いで入渓。
ヒツゴー沢は続々と出てくる滝のほとんどが直登でき、大きな淵のへつりやシャワークライミングもあって
気分爽快。

最初の一歩のレイバックがクリアできず直登を諦めたMさんが高巻きの途中で進退極まってしまいリーダーSさん
がハーケン3枚打って救出に行ったり、次の高巻きではクライムダウンの最後に私がすがったハーケンが抜けて
3mほど滑落したりと話題に事欠かず遡行は進んだ。
のんびりした遡行だったため中ゴー尾根から発する枝沢へ入ったのは予定よりずっと遅い13時か14時になっていた。
密薮の中に3m程度の垂直の岩や泥壁の出てくる枝沢は思った以上に時間がかかり、その上、膝の古傷が痛み
出したMさんの為に何度もロープを出したので、最後の密薮を抜けて登山道へ出たのが16時半。
下山途中に日没となりただでさえ厳しい登山道をヘッデン下山となってしまった。
折りからの豪雨もあって尾根の末端に辿り着いた時には既に19時半になっており、辺りは真っ暗闇である。
夕立の増水と暗闇の為二俣への取付きが見つからずここで1時間もロス。
ようやく見つけた登山道を再びヒルの攻勢を受けながらとぼとぼと歩き、22時45分ようやく谷川神社へ着いた。
今回の沢登りは色々なことがあって勉強になりました。