四阿山リベンジ スノーボード滑降

▲2月23日(日)曇り後晴れ
▲参加者 339°単独
▲コース&行程
四阿高原ホテルから四阿山往復
 駐車場(8:25)〜(12:20)四阿山山頂
滑降開始(13:15)〜(14:45)駐車場

 登り 約4時間
 下り 約1時間半

 根子岳、安達太良山に続き、今シーズン3度目の山ボード。
四阿山は昨年12月深沢さん、常吉さんと登ったが、壺足だったため、
置き去りとなり、339°は標高1840m付近で敢えなく敗退。そのリベ
ンジ山行である。

 四阿高原ホテルの駐車場に到着すると、既に数パーティーが身支度
をしている。ほとんどが山スキーか?登山口付近でも沢山人がいる。
こりゃ驚いた。こんなにも人気があるとは。昨年12に来たときは我々
の他1名だったのに。四阿山はこれからが山スキーシーズンなのかも
しれない。

 身支度に手間どり、出発まで、30分以上かかってしまった。
天気が心配だったが、どうにか大丈夫そうだ。 
20分程で牧場に出た。道標は雪に埋もれそうになっている。バリケ
ードもほとんど雪に埋もれているので、そのまま牧場に入って行く。山
頂方面はガスで見えない。牧場の中をスノーシューで快適に歩い行く。
時折、ガスがとれて根子岳、四阿山が見えるが、また、すぐにガスで
見えなくなってしまう。標高1800メートル付近だろうか。トレースは二
手に分かれた。左の尾根の方に向かう。いくぶん傾斜がきつくなって
きた。こんな樹林帯を滑り降りるのは大変そうだ。1時間半程歩き、
休憩。こんなガスの中滑って降りられるのか心配になる。2020メート
ル付近で13名のパーティに追いついた。
 さて、ここから先が苦しかった。トレースがあったのも、ここまでか。
こちらからのコースを先に歩いていたのはこのパーティだけで、他の
人達は違う方向から歩いて行ったようだ。パーティが休憩している間に、
トレースのない斜面を登っていく。スノーシューのおかげで、それほど沈
まなくてすむ。間もなくガスが取れ晴れてきて北アルプスも見えてきた。
そのうちに右からの道と合流し、他のパーティもちらほら姿を現す。
この辺りから先は樹氷?までとはいかないが、雪に埋もれた針葉樹が
美しい。噴煙を上げる浅間山も見えて気分爽快。もう一度休憩し、山頂
を目指す。

 先ほどの大所帯のパーティも追いついてきた。滑り降りてくるスキー
ヤーも出てきた。根子岳から続いている稜線からはいくぶん下って最後
は急斜面を登って山頂にたどり着いた。稜線に沿って雪庇ができかけて
いる。パルコール嬬恋スキー場方面から歩いてくる人はいないようだ。
山頂に2つあるという祠は1つしか見あたらなかった。1つは雪に埋もれ
てしまったのだろう。暖かく、のんびりしたいところ。疲れて、食欲も湧か
ない。ビールを飲んだら、体調が悪くなってきた。
 
山頂まで、ボードを担ぎあげてしまったので、急斜面を滑って降りるこ
にする。格好良く滑れるのなら、悩むこともないが急斜面に大所帯のパ
ーティが昼食中で、そのそばを滑り降りるのはちょっと気が引ける。
 意を決して滑りだすが、やはり最初は慣れないせいか転んでしまう。
勢いが付きすぎてしまい怖い思いもする。鞍部の登り返しではまた、
ボードを外さなければならず、大変だ。
 何度か転んで、ようやく滑り慣れ来て快適に滑れるようになるが、荷物
を背負ってでは体力もいる。太股が直ぐに疼き出す。休み休み滑る。
 トレースのないとこは気持ちよく滑れるが、樹林帯では、否応なしにトレ
ースのあるとこころを滑らなければなるず、とても滑りづらい。そんなに急
な斜面ではないのにスピードが出すぎて、うまくツリーランができない。
ブレーキを効かせて止まるろうとするが、ゲレンデのようにうまく止まれず、
止まったとたんに転ぶ始末。転んで、雪に埋もれ立ち上がるのに息が切
れ、体力を消耗する。これが登りもきついくらいだ。
 
 登ってきた斜面とは違う道を夢中で滑り降りたため、自分の位置が分か
らなくなる。地図を取り出してみる。近くにいたスキーヤーにも聞いてみて
位置が確認でき、一安心。ガスっていたら、登ってきた道以外は下れない
と思う。
 
牧場に出ると、至るところに滑った跡がある。緩斜面だが、快適な滑りが
できた。牧場の末端からがこれまた、大変だった。狭い上に、えぐられた
ような道。ボードにはきつい。道なき所を滑ろうとするが、樹木が多すぎて
困難。何度か転びながら四阿高原ホテルにたどり着いた。