八ツ峰6峰Dフェース 7月31日
メンバー:深沢、園、船戸、熊谷

朝3:00起床。簡単な食事を取り4:00出発。仙人池組の真弓、田中の両名と同時出発
剣沢雪渓に着くがあまり人はいない。単独行で八ツ峰上半縦走に行くという人がいた。
長次郎雪渓出合に5:30着。驚いた事に雪渓が土砂で埋まっている。ずっと遠くの3峰あたり
あたりで大崩落があり、そこから出合までずっと埋まったようだ。30分ほど歩くとようやく雪渓に出た。
8:00にDフェース取り付き着。ベルクシュルンドが大きかったが上手く取り付ける所があった。
富山大ルートを行く事にして深沢-園、船戸-熊谷の2組で8:30出発。1ピッチ目やや左上ぎみに行く。
久しぶりなので緊張した。2ピッチ目も同じ感じ。3ピッチ目先頭を行く深沢さんが、何かルートが違うような
気がするという。確かに4ピッチ目でハング下を左に行くようなのだがハングが見当たらない。深沢さん園さん
組は、しかしそのまま行ってしまった。船戸/熊谷組はルートはやや右の方と思いそちらに行く。やや
難しいので、ルートはこれだなと思った。がその先で、船戸さんかなり難しくA0登攀になってしまう。
2ndで行く私も最初のつるつるの所をA0で越え、その先のかぶり気味の所もA0乱発でやっと越えた。
あとで分かったが久留米大ルートに入ってしまった。疲れたのでここで大休止。今日は他には誰もいなかった。
となりのCフェース最後のリッジの所がすぐそばだったが、Cフェースにも誰もいなかった。以前Cフェースを
登った時は凄く人が多く順番待ちが長かったのだが。さて残りを片付けることにする。4ピッチ目はiV級だ
思っていったらピンが少なく、傾斜も緩くなり難しくない。で5ピッチ目は草まじりの緩いフェースで
ピンはなかった。Dフェースの頭に着くと、深沢さん、園さんが待ちくたびれた様子だった。
ここで始めて久留米大ルートだったのを知った。アルパイン始めての園さんも富山大ルート最終ピッチを
リードしたという。ii級とはいえ大した度胸だ。時刻は13:00になっていた。少し休憩して、5/6の
コルに下降。思ったとおりロープ無しの身には怖い下降だった。2:30長次郎雪渓3:30出合い。
ここで思いがけず、仙人池組の真弓さん田中さんに合う。また朝会った単独行の人とも会う。4峰のルート
が分からず断念したとの事。そのあとゆっくり雪渓をもどり剣沢に戻った。最高のコンディションで誰にも
会わずに自由にじっくりと登攀できてとても楽しかった。


朝もやの剣沢を下る 土砂が終わって、長次郎雪渓らしくなり上が見えてきた。 Dフェースの登攀開始 久留米大4ピッチ目を登る。となりにCフェースのリッジが見える。 6峰の頂上に着いて大満足の笑顔