剣岳南壁A1稜:8月1日
メンバー:深沢、船戸、園
02/8/1(木)曇りのち晴れ
夜、風が強く、雨も降っていて来て、6:00迄様子を見て、7:00発。ガスのかかった登山道を剣岳目指す。
原田、田中は一般道で頂上を目指す。平蔵のコルから雪渓降りて、10:30はっきりしないA1取り付き
に船戸、園と深澤。熊谷、真弓はA2を目指したが雪渓のシュルンドがけっこう発達していて6本詰め
アイゼンでは困難になり一般道に戻った。
1ピッチ目から榛松の藪を越えて、2ピッチ目はノーピン。3ピッチもノーピン。ルートがあっているのか
不安な登攀を強いられる。4ピッチ目でピンが出てきて一安心、しっかりしたビレー点があった。
一休みしてフェイスを登り、更にフェイス登る。この辺りは眼下の雪渓、遠くの山々、眺めがよく最高である。
これがバリエーションの醍醐味だろう。我々の登攀を見守っていてくれた熊谷、真弓の声が聞こえる。
すっかり易しいリッジになった。ザイルを解きしばらく登り14:20剣岳頂上。
2級、Ⅲ+、300m、2時間とガイドブックには書いてあったが300mを2時間で登り切るのは困難だろう。
我々は3時間以上かかった。初めての岩場は何が起こるか分からないので、安易に考えないで十分に時間の余裕
を持って登攀しなければいけないと思った。
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