南天山(西上州)
01年11月3日

Uさん、園
広河原林道(山吹沢出合い)6:55→7:30開けた尾根(1210m)7:35
→8:15「山」の標識の小ピーク(1400m)8:30→8:45南天山9:30→
10:00鎌倉沢→10:25方円の滝10:40→11:00鎌倉橋登山口(中津川林道)

今年の春、雨で流れた上武国境尾根(三国峠→三国山→ブドウ沢の頭→帳付山→六助→大黒)を山中1泊で縦走する予定で
薮漕ぎスペシャリストのUさんと滝沢ダム駐車場で落ち合うが、天気予報が急変し午後から雨になるという。雨中の薮漕ぎ
やRFはごめんなので、午前中に下山できる南天山に行き先を変更。
中津川林道の鎌倉橋脇にUさんの車をデポし、私の車で広河原林道へ。
橋のたもとから広河原沢へ降り、適当な所で徒渉。見上げる山腹は結構な急傾斜である。こりゃ大変だと覚悟を決めている
と「急がば回れですよ。尾根の末端まで行きましょう。」と道無き道のベテランのUさん。
広河原沢を50mほど下って見つけた尾根の末端にはかすかな踏み跡があった。
基本的には尾根伝いに続く踏み跡を慎重にトレースする。途中尾根を東に外れ山腹の長いトラバースが続くが、ちょっと不
安になったころ右手に折れ登って1210mの開けた尾根上に飛び出す。今日明日と歩くはずだった帳付山から六助やその先の
1510m峰、赤岩尾根、八丁尾根から両神山が黒々とたシルエットを映している。帳付山は既にガスが掛かり始めていた。
ここからは木の根に捉まりながらの急登が続き、途中西へのトラバースで一旦隣の尾根に迂回して一登りすると元の尾根に
合流する。下る人が間違えて直下降しないようにこの尾根の合流地点(降りる場合は尾根の分岐)には赤テープが付けてあ
った。この辺りではUさんの読図能力に驚かされる。Uさんにかかると地図だけで何でも分かってしまうのだ。
最後のガレ気味の斜面を登った西の肩からは歩きやすい登山道で南天山山頂へ。曇りではあるが、南には雲取山、甲武信岳、
小川山など奥秩父の山々が、西から北へは三国山から両神山までの県界尾根が見渡せる。東の眼下には1468m峰、1348m峰
が鋭く突き上げている。Uさんと小一時間もおしゃべりをして下山。
下山路は一般道である。丁度見頃だった金色に輝くカラマツの黄葉、鎌倉沢の渓流沿いのモミジやカエデの紅葉を楽しみなが
らのんびりと下山した。