表妙義(白雲山、金洞山)
01年10月27日

Pさん(山人ノマド)、K君、園
妙義神社駐車場7:00→8:00奥の院8:05→8:20見晴し8:25→白雲山→9:10天狗岳9:20→9:45相馬岳10:00→10:55茨尾根のピーク→11:05掘切→11:40鷹
戻し基部11:50→12:40東岳12:45→13:00中ノ岳13:10 →13:20遊歩道→13:35中ノ岳神社

昨年5月、オートキャンパーだったPさん、MTBスペシャリストだったEさん、国体スキー予選敗退男の
K君、それにテニス一筋だった私の4人が何を勘違いしたのか表妙義の縦走に行ってしまいました。
折りから降りしきる雨の中、奥の院の岩壁でツルツルの岩肌と高度感に本当に死んでしまうのかと思
い、ほうほうの体で中間道へ退却したのは私でした。
このハイキングがきっかけで4人はすっかり山に取り付かれてしまいました。あれから1年半が経ち、
Pさん、Eさんはザイルパートナーとして毎週のように岩場へ通う11クライマーに変身し、私もK君も
西上州や北アルプスの経験者となりました。
そしてこの朝3人は帰ってきたのです。あの妙義神社へ。
昨年あれほど恐かった奥の院の鎖場を今見てみれば何なんでしょう。Pさんと私はホールド豊富な左
手をフリーで慎重に登ります。ところが唯一クライミング経験の無いK君はわざわざホールドの乏しい
中央部をフリーでスイスイ登ってしまいます。この後もK君は鷹戻し以外の登りは一切鎖を触らないだ
けでなく、我々が後ろ向きでクライムダウンしている岩場を前向きで歩いて降りてしまいます。
人間業ではありません。宇都宮のサルの面目躍如です。
幾つの岩場やピークを越えたでしょうか。いよいよ核心部「鷹戻し」のお出ましです。
「絶対に鎖から手を離さない事」と看板が指示していますが、ここで手を離すのは一体どこの誰でしょ
うか? ホールド、スタンスの得られない所は腕力だよりで体を引きずり上げて突破です。
登れば降るんですね。
ハングで下の見えない鎖場やらルンゼやらを慎重にクライムダウンし、無事中ノ岳神社に降りつくこと
ができました。
ついにトラウマ表妙義を克服しました!!。