剣岳チンネ左稜線 010802(晴)松永、深澤

概要と反省
  朝、2:30ラーメンを食べて出発3:40。剣沢の雪渓を降りてしばらくして雪
渓が切れ、また雪渓を歩き、長治郎谷出合5:00。きつい登りの雪渓をつめて、
右か左か迷ったが松永が右をつめて池ノ谷乗越これが正解だった8:30。ガリー
を下り三の窓9:00。左に小窓王南壁が被さるように聳えていた。雪渓をトラ
バース時間がかかり結局チンネ左稜線取り付き10:00。誰もいないチンネは
我々が独占。眼下に池ノ平小屋と池が見える。乾いていて快適に登り始め、5
ピッチ目バンドでロープの流れを気にして切って、6ピッチ目草付きの易しい
ルンゼ、何となくルートがあっているか不安になったが。7ピッチ目、快適な
フェイス45mで切る8ピッチ目40mフェイス。9ピッチピナクルをを幾つか越
えT5。一休みして核心右から裏に回り込み、ピンべた打ちのハング越え、さ
らにフェイス、カラビナが足りなくなったが登り11ピッチフェイス。リッジを3
ピッチ終了点16:00。下降は裏側をクライムダウンして池ノ谷ガリー、池ノ谷乗越17:
00。雪壁の下り慣れていないに松永戸惑い、少し時間がかかったが。無事に急
な雪渓を降りる。18:30長治郎谷出合。20:00登山道を上がりもう少しでテン場
まで来たが、不安になり、源治郎沢の出合まで戻り確認し、また登り返し、二
人ともへろへろになりながらやっとキャンプ場に着いた24:00。BEERと炊き込みご
飯。興奮して話し声が大きくなり他のテントに迷惑をかけた。自分でも信じら
れないことだが帰りの剣沢で迷ってしまった。地図を持ってれば全く問題な
かった。1番基本の地形をもっとしっかり把握していなければいけない。憧れ
のチンネ、登攀中の眺めは最高、岩は乾いていて快適であった。深澤記