大源太沢北沢
21日夜7時頃旭原キャンプ場に到着。前日は11時過ぎまで宴会では盛り上がっ
た。翌日4時半に起床。大源太山登山口まで車で行き、6時35分に出発。園さん、田
中さんと私は初めての沢登りだ。初級コースということでそんなに苦もなく楽しく行け
るだろうと軽く考えていた。30分程で入渓点。初めは滑りそうで怖々と小滝を登って
いたが、意外と滑らない。さすが、渓流シューズに感激。北沢、見晴台ノ沢、七ツ小屋
沢の三俣分岐まではそれほど困難は箇所もなく、シャワークライミングやちょっとした
滝壺で泳いでみたりしてはしゃぎながらといった感じであった。湯気を上げたような巨
大な雪の固まりのある三俣分岐で休憩。ここからが本番で、稜線まであと4時間位だと
聞き、愕然とする。
20メール滝の右側のリッジ状の岩稜を松永さんを先頭に後から皆続く。ここは、けっ
こういやらしい。初心者にとっては辛いところだ。リッジを登りきったら、藪の中。足
下は滑る。ザイルにしがみつきながら、藪の中の急登。今まで汗が出なかったが、ここ
の藪の急登で汗だくになる。それから、藪の中を懸垂下降。まだまだ、初心者には厳し
い3段の滝などが続く。そのうちにチムニー滝。深沢さんだけはクリア。他は右側を高
巻いて行く。この先は必死で、いくつかの滝を登ったが良く覚えていない。写真を撮る
余裕もなくなっていた。途中にニッコウキスゲが咲いているのが目にはいり慰めにな
る。4時頃であったろうか、雲行きがあやしくなってきたかとおもうと雨が降ってき
た。みみるみるうちに沢は増水。ビバークか?と不安になる。幸い雨は長く続かなかっ
たので助かった。ヤスケ尾根の登山道に出るまで、藪漕ぎがしばらく続くのかと思われ
たが、先頭を行く柿沼さんの見事なルートファインディングで10分程の藪漕ぎですん
だ。既に5時を過ぎていたので、大源太山頂には向かわずに下山を急ぐ。下山道は雨が
降った後で、滑りやすく歩きにくい。ロープをつかみながらの急坂の下山が続いた。7
時5分には皆駐車場に到着。あたりはもう暗くなっていた。
帰路は温泉に立ち寄り、赤城高原サービスエリアで食事をとり、11時頃には勤労会館
に着いた。

坂上記
登山口6:35、入渓7:00、三俣10:25、ヤスケ尾根17:05、登山口19:05

参加者:熊谷、松永、深沢、市川、羽鳥真弓、羽鳥真理、柿沼、坂上、田中、園
最初は快適に滝を越える。
泳ぐ事も (無理やり?)
三俣にて。

この先左へ行く。

今回の沢のメンバー
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