乾徳山2031m
2001年5月19日 夜19:00熊谷集合 国道140号をひた走り、広瀬ダム着。9:30。ここに泊まる。次の日5:30起床。朝食を取り、6:30出発。大平牧場まで車でゆき、ここに駐車。駐車料金500円。7:20出発。今日は良い天気である。新緑の薄い緑が印象的だ。林道と山道が交叉する所を登っていくと他の登山者が先行していた。ひとしきり登ると尾根上に出てひと休み。ここでうっすらと富士山が見える。南アルプス北岳方面も見える。行く手には、乾徳山が三角形に聳えて見える。ここからゆるやかな尾根上をいくとまもなく気持ちのいい原っぱに出た。扇平である。大きな岩がぽつんとあり、この上で大人げなくはしゃいだ。ここからまた、きつい登りとなる。岩場が出てくる。鎖があるが使わないほうが面白い。岩の隙間を行くような所もあった。以前の記憶では直ぐ山頂だった気がしたが、今回はなかなか山頂に着かない。そして最後に25mという鎖場に着いた。ちょっと大変そう。ここを越えれば山頂だが、今回は登攀用具を担いでいたのでひと休み。で軽身になって登ると、鎖を使えばなんという事なく山頂着9:30。ここでA班は黒金山を目指し、B班は頂上第1岩稜と第3岩稜を登った。私と深沢さん、船戸さんはB班でまず第1岩稜へ。高見さんは見物。

第一岩稜:頂上への鎖場の手前から下降。ざらざらで下りにくい。我々は大テラスがすぐだったのを見過ごし、ハング下まで下降してしまった。もっと下が取り付きだと思ったがそれらしい場所がない。仕方なくハング下から登攀開始。ハーケンが1本打ってあったので右側のそれを目指して行くがどうも良いルートが無い。右からトラバース気味に越えたら、そこが大テラスであった。下降点から5m位下降して、すぐトラバースするだけで良かったようだ。大テラスからはとても簡単なルートで1ピッチで頂上に達した。確かに初心者向けではある。

第三岩稜:頂上北のはしご下から下降したつもりが、やや行き過ぎたようだ。途中のテラスを越え、木を支点に懸垂下降。こちらは取り付きを間違えなかった。1ピッチ目はやや難しく最初A0の所があったが、全部フリーで越し、途中のギャップを越してテラスに達した。そこから頂上まではこれも簡単だった。頂上に着くと物凄い人だかりだった。A班が戻って来るまでたっぷり時間があったので一眠り。

A班の4人は2:00過ぎ頃戻ってきた。黒金山の山頂からの展望も良かったとのこと。2:30出発。下降途中、あれ今頃登ってくる人が。と思ったら、なんと松永さんだ。なんと遅れて2:30から登って来たのである。「どうも、かまわず先に行ってください。」との事。とにかく我々は下降して3:50駐車場に戻った。帰りは「道の駅みとみ」でラーメンを食べ、熊谷には20:00に帰着した。今回の山は天気もよく、それなりに楽しめた。

尾根に出てひと休み。正面に乾徳山
乾徳山の山頂にて
第1岩稜ハング下でビレイする深沢さん
第1岩稜でハング下とは知らずにがんばる船戸さん
第3岩稜の深沢さんと船戸さん
メンバー:熊谷、深沢、船戸、高見、羽鳥真弓、羽鳥真理、柿沼、坂上、松永
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