5:00起床、朝食は昨日の残りを食べて、8:30登技研ヒマラヤ隊はトレーニングのため阿弥陀岳に向かう。町田と深沢は中山峠に。天気は曇りだがだんだん晴れてきそうな気配。中山峠の道、雪が深いがトレースが着いている。先行パーティがいるらしい。樹林帯をしばらく登って細いリッジの前で登攀用具を着ける。この細いリッジを越えると取り付き点10:00。雲は綺麗に取れて晴れ上がっていた。確保点で町田がフレンズを咬ましてから少し降りてトラバース。ホールドは甘く1ピッチ目から厳しい。トラバースしないで登った方が易しかったか。2ピッチ目もフレンズを咬ましてクラック沿いに登る。3、4ピッチ目は易しい雪稜。5ピッチ目核心右の凹角、オーバー手袋を外し薄手の手袋で登る。レイバック気味に越え、さらにハングした出口をチムニー気味に越えて行く。雪が岩に着いていて手が冷たく痛い。6ピッチ雪稜。7ピッチ目 最後ののっこしが手が冷たく感覚が無くきつかった。風が強く。赤岳から横岳にかけての稜線は強風が粉雪を吹き飛ばしている。雪のためか目がよく見えない。寒さで体も凍えそうである。もう1ピッチあるがトラバースして稜線に出て登攀を終了する。 3:00 地蔵尾根に出て行者小屋着 4:00。 今回2度目の中山尾根。岩には雪が着いていて手が冷たくオーバー手袋で登るのはきつかった。厳しいところは名人町田がリードした。思ったより難しかった。シットハーネスはカラビナをかけるスペースが少なく使いにくかった。フレンズを用意して怖いところには、まめにプロテクションを取るようにしなければいけない。

深沢記

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