秩父札所18番の寺は、もと14番今宮坊に属する修験寺で、当時は大いに栄えたというが、寛政(1789〜1800)のころ焼失、今の観音堂は天保時代(1830〜1843)に再建されたと言われている。秩父札所18番の堂は宝形銅葺き、三間四面で周囲に縁勾欄をめぐらし、正面に三段の階をつけ、大唐破風の向拝を配した小さいながら風格のある堂。寺伝によると、ここは昔神社だったが、いつの間にか荒廃し、再興を願った村人達は神楽を奉奏した。すると巫女に霊験があり、観音の霊地すなわち寺を建てよとのお告げがあった。村人達は聖観音を安置し、霊場を開いたのがその創始だという。本尊は聖観音立像で高さ3尺1寸(93.9cm)、両手に蓮華をもつ室町時代の作。![]() |
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