建築関係者もビックリ!
「蓄熱床工法」

 

 世の中には、今までの常識が通用しないことって、あるんですね。

私たちがこの「蓄熱床工法」について、開発元((株)八洲)に説明をお願いした時もそうでした。

 私たちがまず抱いた感想は、

   「どこまで本当なんだろう?」

   「机上の論理と実際とでは違うゾ」etc.・・・。

 でも実際の施工現場や完成後の建物を見てみると、それの品質は確かなものでした。

 私たちも一応、住宅造りのプロです。その私たちが考え得る全ての疑問を、全てクリア

したからこそ、自信を持って言えるのです。” 「蓄熱床工法 」は素晴らしい ”と。。。

1、蓄熱床工法でこんなにたくさんいいことがあります

2、蓄熱床工法の構造

3、蓄熱床工法の基礎ができるまで

4、よくある”お客様からの”ご質問

 

 

1階全部屋(洋室・和室とも)を床暖房できます。(床暖房配管は標準装備です!!)
 「エアコンで暖房すると、足は寒いのに顔ばかり暑い。」

 こんな経験、誰にでもありますよね。それに比べ床暖房は、足元がふわーっと暖かい。

 1階全部屋を床暖房することで、廊下もトイレも脱衣場までも、まろやかな暖かさに包まれます。まさにエアコン要らず。気持ちいいです。

 だけど床暖房と聞いて、まず第一に思うのが「金額(施工費)が高いのでは?」という点。魅力的な設備が高いのは世の常ですから、その疑問もごもっともです。しかし今までの常識が通用しないのが、この基礎のすごいところ。

 結論から言ってしまうと、家全体の金額は従来の家とほとんど変わりません。理由は次の通りです。

注:↑うれし泣きです!
<従来と変わらない金額で出来る理由>

・床下部分の根太や断熱材が無いため、その材料費や大工手間がかからない。

・床暖房の配管をコンクリート内部に埋め込んでしまうため、従来の「床下に1枚1枚取り付けていく方式」に比べて、高い材料費や施工手間が大幅に削減できる。

基礎の構造を見たい方は
こちらをクリック

 

省エネルギーに貢献します。
 左のグラフをご覧ください。

 年間の外気温の変動に比べ、基礎内部の温度変化は非常に緩やか。冬はとても暖かく、夏はちょっぴり冷たいのです。

 これを見て一瞬、「何か嘘くさいなぁ」なんて思いませんでした?・・・でも本当なんです。

 どうして、このような都合の良いことが起こるのでしょうか?

 答えは、身のまわりに隠されていました。例えば、寒い冬でも井戸水は暖かいと言われたり、暑い夏に犬が土を掘り、そこにお腹をつけていたりすること。これらはみんな、土の中が外気温の影響を受けにくいからだっていうこと、みなさんもよくご存知だと思います。

 実は、この現象を基礎に応用したという点が、蓄熱床工法の最大の特徴なのです。土の中の状態を基礎の内部にまで取り込むことで、冬も夏も快適!

 その結果、床暖房時や冷房時に、確実に消費エネルギーを軽減してくれます。自然の力ってすごいですよね!

 

耐久性が向上します。
 全面をコンクリートで覆ってしまう構造だから、湿気を完全にシャットアウトします。もちろんシロアリも入り込めません。

 また、床下に木材が無いので、腐朽やゆがみ、床鳴り等が生じません。半永久的に水平、垂直が保たれます。

 この基礎の施工実績は、もう20年にもなります。過去数百棟の建物が、上記全てを実証してくれています。

基礎の構造を見たい方は
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振動を吸収分散します。
 蓄熱床工法の基礎内部にある砂利層は、温度をコントロールしてくれるだけではありません。振動を吸収・分散してくれるのです。

 線路の枕木の下に敷いてある砂利、あれと全く同じ原理です。

 砂利は、形も大きさもさまざま(ある程度の範囲内で)。そのため、基礎内部では不規則に並んでいます。実はこの不規則なところがミソ!ある1方向から来た振動を色々な方向に分散してくれるのです(右図)。

 従来の基礎も一番下に砂利を敷きますが、蓄熱床工法では今までの約4倍もの砂利を入れていますので、それだけ効果も大きいのです。

 

蓄熱床工法の構造 蓄熱床工法の
基礎ができるまで
よくある「お客様
からの」ご質問

 

 

 

 いいこといっぱいの蓄熱床工法。その構造は上図の通りです。

 おおまかな表現をすれば、従来のベタ基礎が上下逆さまになったような形、
とでも言いましょうか。

 構造上の大きな特徴は2つです。

  1、砂利層が厚い((コンクリートと共に熱をコントロールしてくれる))

  2、コンクリートとフローリング(または畳)との間に空間が無い
    ((基礎内部の暖かさ(またはヒンヤリ感)がダイレクトに伝わる))

 似たような形の基礎は他にもありますが、この基礎が他とはちょっと違うと
いうこと、おわかりいただけましたでしょうか。「特許取得済」であるのも伊達
ではないのです!(他の基礎に見られる「特許申請中」等ではありません、
念の為)。

 

蓄熱床工法でこんなに
たくさんいいことがあります
蓄熱床工法の
基礎ができるまで
よくある「お客様
からの」ご質問

 

 

各写真はクリックすると拡大できます。

工程1:根切り
工程2:割栗入れ
工程3:布基礎部配筋
工程4:布基礎部コンクリート打設
工程5:砕石敷き込み
工程6:ポリシート敷き込み
工程7:耐圧盤配筋
工程8:床暖房パイプ配管
工程9:耐圧盤コンクリート打設
(完成)

 

蓄熱床工法でこんなに
たくさんいいことがあります
蓄熱床工法の構造 よくある「お客様
からの」ご質問

 

 

床下に通気が無くて、床や畳が腐らないですか?
また、湿気は上がらないですか?
 コンクリートと床材の間には隙間が無く一体となっていますので、床内部で結露現象が発生するということはありません。

 また床材は、コンクリートが十分乾燥してから貼りますので、コンクリートの凝固水が悪影響を及ぼすこともありません。

 腐朽菌は生息条件である酸素・温度・水分・栄養分が全て満たされないと発生しません。床下が一体化されているこの基礎では、もちろん腐朽菌が繁殖することはないのです。

 
コンクリートにヒビが入り、湿気が上がるようなことはないのですか?
1)振動による影響が至って少ない
2)内部に急激な温度変化が起こらない
3)引張り力の働く部分には鉄筋を敷いている

 以上の理由から、蓄熱床工法ではヒビが入りにくくなっています。

 また万一、大地震などによりヒビが入ったとしても、砂利層とコンクリートとの間に敷いてある防湿フィルムの効果により、床上への湿気の上昇は、まずありません。

 
室内の湿気は床下や畳に行かないのですか?
 湿気は温度の低い場所、例えば押入れ、家具の裏側等に溜まりますが、蓄熱床工法は全体的に温度差が少ないため、湿気が溜まりにくくなっています。

 ただ、畳の目地の部分に大量の水をこぼしてしまった場合は、逆に水分の逃げる道がありませんので、畳を上げて乾燥させるようにしてください。

 
床暖房の配管は腐らないのですか?
 管のメーカーによると、最低でも50〜60年の耐久性があるそうです。

 更にこれは、1年365日、それも屋外で使用し続けた場合のデータだそうで、蓄熱基礎のように冬季限定の使用で、かつ紫外線の影響を受けないコンクリート内部へ施工した時の耐久性は、家そのものの耐久性より高いと言えるでしょう。

 
蓄熱床工法はどれくらい前からある工法ですか?
 約20年ほど前から施工しているそうです(2001年6月時点)。当初は施工精度が現在ほど高くはなかったそうですが、改良、研究を重ね現在に至っており、約300棟の実績(2001年6月時点)があるそうです。
 
床が硬くて疲れませんか?
 現在、蓄熱床工法を採用された方からの苦情は無いそうです。

 なお、どうしても気になると感じる場合には、緩衝材等でも対応できます。この場合でも蓄熱効果には影響ありません。

 
堀ごたつや、床下収納庫は設置可能ですか?
 いずれも可能です。ただし、床下収納庫の設置には換気を必要とするため、冬には室内に冷気が侵入してしまいます。したがって、床下収納庫はあまりおすすめできません。
 
メンテナンス等は必要なのでしょうか?
 蓄熱床工法の基礎そのもののメンテナンスは必要ありません。

 ただし、床暖房配管の中に通す不凍液の定期的な交換は必要です。2〜3年に一度は新しくしましょう。

 
地震等には有利ですか?
 地震、振動にも有利です。砂利層が地震、振動を吸収分散し、減少させます。

 基礎内体積はベタ基礎の約3倍、計算重量は約2倍にもなるため、足元をガッチリ支えてくれます。

 
住宅金融公庫に適用になる仕様ですか?
 公庫高耐久性に適応できる基礎です。
 

 

蓄熱床工法でこんなに
たくさんいいことがあります
蓄熱床工法の構造 蓄熱床工法の
基礎ができるまで

(有)門倉工務店 E-mail:kadokura@ps.ksky.ne.jp