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「今日あたりの180SX」8月号

8月14日走行:280017km オイル交換(11/7)277929:km(Castrol GTX DC TURBO):フィルター:交換なし

ついに決めた、デジタル一眼、NEX-5 かねてから目をつけていたソニー製のレンズ交換式一眼、NEX-5を購入した。

 デジタル一眼はずっと欲しいと思っていて、数年前からいろいろ考えてはいた。とにかく、キヤノンとニコンのどちらにするかという悩みは尽きなかった。

 フィルムカメラでキヤノンのAE−1を持っており、レンズも標準と70−210mmの望遠を持っているので、キヤノンにすればその資産が使える。デジカメでもほとんどマニュアルしか使わ(え)ないので、電子的にピントや絞りが合う必要はあまりない。

 ゆみごん社長が買ったのはニコン。D70→D5000と買い替えている。カメラなら、やっぱりニコン、という持つ喜びはニコンの方が強い気がする。

 そうやって悩んでいるうち、ゆみごん社長のD70が僕の元にやってきた(ずっと借りている?)こともあり、操作はニコンに慣れた。

 D70が来たのならそれでいいじゃん、という考えもあったが、やはり重かった。自分のものじゃない、という愛しきれない部分もあった。結局、デジイチは「今日は写真を撮る」と決めた日でないと持ち歩けない、ということが分かった。つまり、コンパクトデジカメとの併用必須なのである。

 そうなると選択肢は2つある。

 1.どうせコンデジと併用するなら、デジイチは重くてもフルサイズ機。
 2.撮るか撮らないか分からなくても常時持って行ける、ミラーレス一眼。

 しかし答えは出なかった。フルサイズ機は高すぎ、ミラーレス一眼は当時PENとLUMIXのマイクロフォーサース機のみで、イメージセンサーが小さく、最後はそこに不満が出るのではないかという不安に駆られた。

 これにより、イメージセンサーをAPS−Cサイズにするという条件で再考し始めたころ、キヤノンのEOS Kiss X4が出た。

 スペックはほぼ完ぺきだった。重量、機能共にニコンを凌駕していた。AVCHDの動画撮影機能も良いと思った。当時、フルハイビジョン動画が撮影できるのはキヤノンとLUMIXだけだった(うるふ調べ)。

 この頃、カセット式のデジタルビデオカメラが、実際のところ、殆ど撮った映像を見るに至っていない現状も改善の必要ありという考えが強くなっていた。静止画メイン、ちょっと動画、というスタイルが自分に合っているということが見えて来ていたので、デジカメ一台で動画が撮れる機器が必要と思っていた。

 ほとんど買う気で、ヨドバシアキバの売り場に行き、一応パンフレットを見たが、そこで一気に冷めた。

 ずっと前から死ぬほど気に入らなかった西洋の妖怪の親子がいたるところに出没しているデザインがX4でも継承され、とにかく子供をきれいに取りたいママ向け、という売り方がムンムンしていた。

 そんなことで冷めるなよ、と、お思いであろう。売り方はメーカーの勝手な意図であって、要はスペックである。それをどう使うかは自分次第である。それは重々分かっているのだが。

 モノを買う、特にこうした趣味性の高いものに関しては、モノだけでなく、雰囲気や満足感を買う割合いも強いはずである。「買いたい」という気持ちがレジに行くまでの間に冷めてしまったら、夢から覚めてしまったら、やはり、購買には至らないのである。

 そこにNEX−5が出た。

 イメージセンサーはAPS−Cサイズの1420万画素。殆ど病的な画素数の向上には無意味さを感じていたので、これで十分。フルハイビジョン動画も撮れて、重量はマイクロフォーサース機以下。殆ど全ての自分の要求事項を満たしていた。

 しかし、コトはそう簡単には運ばなかった。

 発売日直前、秋葉原駅に一斉に張り出されたコマーシャルのポスターを見て、僕はまた冷めてしまった。

 浅野忠信と北川景子という良く知らない2人を起用したもので、この2名には良いとか悪いとかはないのだが、そこに書かれたキャッチコピーが嫌だった。

 「背景をぼかすと好きな物に対する愛が高まる」
 「背景をぼかす。心が動きだす」
 「背景をぼかす。胸が高鳴る」

 など、とにかく「背景をぼかす」に終始したコピーばかりが次々と出てくるものだった。

 とにかく一人10個出せ、みたいな感じでひねり出したんじゃないか、というような場面が想像できるようであった。

 「それだけじゃないだろ」

 と思ったが、つまりこのカメラはデジイチを小さくしたのではなく、コンデジのレンズを交換できるようにしたのである。それはいいのだが、コンデジユーザーに対してPRできる「違い」って「背景をぼかす」だけだったのである。

 それは、メーカー自体が、このカメラのコンセプトを分かりやすくユーザに伝えるという術としてこれしか思いつかなかったのか、「このカメラを買う対象者は、バカの一つ覚えじゃないけど、これしか分かんないでしょ」なのかは知らぬ。

 しかしとにかく、このカメラは「デジイチ=背景がぼかせる」しか知らない人を対象にしたカメラなのだ、そしてその陰にはメーカーがユーザーをバカにしているという印象まで持ってしまった。

 僕が、デジイチを持ちたいと思う理由は、やはりり多くのことが自分に任されるという点なのだ。つまり、マニュアル車を運転することと同じである。

 テクノロジーがいかに発展しようとも、ドライビングは自らの手で行いたい。

 同様に、撮影された写真の良し悪しは全て自分の責任でやりたいのである。

 上手かろうとヘタクソだろうと、それは全て「自分」なのである。これが、いいのだ。

 背景をぼかすなど、そのうちのたった一つにすぎない。もしかしたら、背景をぼかさない写真しかとらないかもしれない。ぼかすかどうか、どのくらいぼかすかはオレが決めることなのだ。

 いい写真を残したいんじゃない、オレが撮った写真を残したいんだよ。

 背景どころか、被写体そのものがボケていたっていい。白飛びしていようと、曲がっていようと、構図が悪かろうと、それこそ、その時の自分の写真技術も含めた記録なのである。

 だから、できるだけ撮影者に設定が任されている範囲が大きいものに惹かれるのだ。

 秋葉原に散りばめられた広告はそうした僕の期待を大きく裏切るものだった。夢から覚めた。物欲はなくなった。

 しかし、そこに転機が訪れる。7月25日の日記に書いた、OPTIOの終焉である。これによって、「持ち運べるカメラ」の購入の必要性が出てきた。

 そこで僕は、最近、新しいデジカメが出ると合わせて各社から出る「攻略本」を買ってみた。NEX−5とNEX−3の本も書店で並んでいるだけで3種類ほどあった。僕が買ったのは日本カメラのもの。

 この中の1つの章を構成している、「マウントアダプターでオールドレンズを楽しもう」という内容に心を奪われた。フランジバックの短いNEXシリーズは他社製レンズの自由度も高いというのである。

 ニコンやキヤノンのようにヘタにレンズが充実していると結局は同一メーカーのレンズで完結するだろうが、まだ2本しかレンズのないNEXなら、比較的気楽に他社のレンズにトライしてみよう、という気になる。そう考えた瞬間、選択肢は一気に広がる。

 これは、車でいえば改造みたいなもので、何を選ぶかから、僕を出せるのである。その選択が合っていようと間違っていようと、僕なのだ。

 もう、あの広告が目につくと冷めるので、ネットで購入した。こういういきさつなので、レンズは当然16mm単焦点。望遠はマウントアダプターでどこか別のレンズをつけてみよう。

 まだ、それほど使いこなしていないが、意外に面白かったのがパノラマ。TVCMで件の2人が、ものすごい連写でカメラを動かしているシーンがあるが、あれがパノラマ撮影だ。見たときは単なる連写速度の速さを言いたいのかと思っていたが、違った。連写した静止画をカメラが合成してパノラマにしてくれるのだ。HPのトップページ写真などにも使えそうだ。横だけでなく、縦にもパノラマ出来るので、高いビルを全部写したいとか、広角レンズ的にも使える。

 使い勝手はD70に遠く及ばないが、後は自分がこの機械に慣れていくしかない。とにかく僕は、毎日持ち歩けるAPS−Cサイズの一眼を手に入れた。

 後は、自分次第である。

8月13日走行:279989km オイル交換(11/7):277929km(Castrol GTX DC TURBO):フィルター:交換なし

 先月末に書いた、「どこでもシャワー」を使う機会が、思ったより早くやってきた。

 海ではない。どちらかと言うと山である。

 今年も、恒例のゲリキャンが無事(?)行われた。

 「?」マーク付きなのは、当日ピパ子氏が現場で熱を出し、本人があまり楽しめなかったからである。

 従って、他のメンバーは解散後、温泉に行ったりそれぞれの家族で楽しく過ごしたようだが、我々は自宅直行することにした。

 とは言え、解散は12時頃になっており、今年は群馬県片品村での開催となったため、帰宅にはそれ相応の時間を要する。お昼も食べないといけないということで、帰りがけ、スーパーで簡単にランチを購入、さて、どこで食べるか、という話になった。

 車が停められて、人がいなくて、涼しくて、座れて、できれば不完全燃焼の子供たちがちょっと遊べるところ。そしてどうせなら、眺めが良ければ尚良し−

 それを、買った食材がぬるくならないうちに探し出し、行きつかねばならない。

 ウチの家庭がそうなのか、子供のいるところは皆そうなのかは判然としないが、とにかく短時間で厳しい条件の場所を探して到達せよ、という命題が、良く与えられる。

 しかしながら、僕はその命題に常にそれなりの回答を出して来ているつもりである。

 よし、任せろ。このあたりはお父さんが若かりし頃、赤城山に走りに来たりして良く通った場所。地理に暗いわけではない。

 とは言え、このあたりに住んでいるわけでも、仕事に来ているわけでもないから、良くは知らない。知らないのだから、推測するしかない。

 推測するには地形を考えることが重要だ。赤城山の西麓には、緩やかな傾斜が広がっている。眺めに関してはかなり期待できるはずだ。そうなれば、路肩でも何でもちょっとした木陰があれば以外に涼しいかも知れぬ。しかもあのあたりはこんにゃくをはじめとする畑作地帯で見通しも良い。最近整備された広域農道を走りながら探せるかも知れない−

 考えつつ、既に180SXはそちらへ向かって疾走していた。赤城山に白沢側(沼田市)から入る道だ。

 満額回答は無理だ。しかし、近い場所は必ずある−

 3人とも寝ていたが、保冷用のわずかな氷が溶けるまでの間にベストスポットを見つけたい。

 片品川の橋を渡る。昔は通りにくい道だったが、今は広く拡幅工事中だ。群馬県は、果たしてこんな道をどれだけの車が通るのだろうという、僕好みの裏道さえも、次々走り易く改修している。これには賛否両論あろうが、正直我々にとっては有難い。あえて難点を挙げるとするならば、走り易くなることによってメジャー化し、裏道でなくなってしまうことくらいか。

 拡幅工事中の坂を登りきれば、そこはもう赤城西麓。目的の地域である。後はいい場所を探すのみ。

 広域農道を走りつつ、広範囲に目を凝らす。予想通り、見通しは良く、木陰のありそうな場所はいくつか見える。どこならこの命題を満たせるか…。

 すると、左手に四阿が2つほど見えた。木陰ではないが使えそうだ。

 180SXで1つ目の方に近づいてみる。悪くはないが、良くもない。選択肢がもう一つあるからそっちを見てからだ。高台に位置するもう一つの方がよさそうだ。

 行ってみると、駐車スペースが約3台分。四阿からの眺めは高台から麓の墓場を見下ろすという難があったが、その奥に藤棚があり、その下はベストな日影。ベンチもある。

 何より子供がときめいたのは、水場があったこと。入水も可能なようだ。

 そして、誰一人いない貸し切り状態。広域農道から少し離れており、騒音もない。

 −ほぼ、満額回答−

僕は、そう、自負したのであった。

 奥に、休日のせいか、無人と思われる施設がある。看板などを読んでみると、どうやらここは赤城西麓の畑に水を送る、壮大な灌漑設備の一つのようだ。先ほど渡った片品川から取水し、この地域に流しているらしい。高台に見えたのは、この傾斜地に水平な貯水池を作ったためのものであった。

 まずはベンチでランチにする。眺めは申し分ない。目の前に広がるなだらかな傾斜と畑作地帯。実にのんびりしている。前に見えるのは子持山か。

 子供たちは目の前の水場に入りたくていつになく集中して食べている。

 水着は、用意していた。ゲリキャンと言えば、水なのである。たとえ山に行くにもピパ子氏は用意していた。

 着替えると子供たちは堰を切ったように飛び込んだ。誰もいない。貸し切りである。

「お魚さんがいるよ!」

 カス子氏が言う。どっかから紛れ込んだハヤかウグイの小さいのだろうと思って行ってみる。

「何!」

 ヤマメだった。15cmくらいの小型だが、しっかりとパーマークがある。

赤城西麓土地改良区の利根調整池 下流の方に行ってみる。この水場は湧き出しているところがあって、数段の傾斜を経て、最後の池に至っている。そして、この池に行ってみると10匹程度のヤマメが群れていた。

 こんな所にヤマメだけいるのは不自然である。大きさも均等であることから、いきさつは知らぬが、誰かが放流したものと思われる。ここを管理する赤城西麓土地改良区が主催するイベントか何かでヤマメのつかみ取りとかをやったその残りとか、そんなものかも知れない。

 ただ、皆、若干元気がなく、Kがごく簡単につかみ取って見せた。水温が高いせいかもしれない。子供を入れるには冷たかったものの、彼らが生きるにはやはり温度が高いと思う。

 大体こういうせせらぎ公園的なものは、最初のうちは水も流れているが、予算の関係などいろいろあるのだろう、たいていは水が枯れているケースが多いのだが、ここは決して利用者が多いとは思えなにもかかわらず、こんこんと水がわき出ていた。ま、これも賛否両論あろうが、我々にとっては極めてラッキーな形となった。

 ピパ子氏は、車の中で横になっている。

 僕もベンチでは疲れるので、ゲリキャンで使用した折りたたみのイスを出し、ONKYO BXでこの日記を書く。

 いい風が、結構来る。藤棚の陰にいれば全く暑くない。

 1時間ほど遊ばせて、上がることにした。

そして!
長くなりましたが!
いよいよ!

どこでもシャワ〜
どこでもシャワ〜!

 うーん、完璧。180SXの電源でも全く問題なし。家で実験した時と全く同じ勢い。Kとカス子氏2名がシャワーを浴びるのに、11リットルの折りたたみバケツの水は半分程度しか消費しなかった。これはイケますよ。

 と、言うことで、前置き8割、本題2割という僕の文章にごくありがちな割り振りとなりましたが、ま、附帯情報もあったと思うのでま、ヨシとしましょう。

 どこでもシャワー、アウトドア派には絶対お勧めのアイテムだ。ぜひ、自作をお勧めしたい。日々、車いじりにまい進されている読者諸氏であれば、楽勝の作業である。

赤城西麓土地改良区のホームページ「美土里ネット赤城西麓」
(今回行ったのは利根調整池という所。このHPの写真では今回の場所はまだ工事途中の状態)

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