学校LANの課題・他
学校にLANを自作するする時に直面する問題
 【児玉高校のこれまでの経過】
●1994年=担任クラスで手書き通知表とパソコン通知表(サンプル版)を平行使用
     (進路室パソコン利用、表計算ソフト/MS-DOS版使用)     
●1995年=第3学年でパソコン通知表を試行。調査書元データにパソコンを利用
     学年末に全学年成績一覧表をパソコン入力試行
     (表計算ソフト/MS-DOS版使用、商業教室にて入力)
     11月23日にWindows95発売開始
●1996年=全学年でパソコン通知表を導入(寄居高校試行版を改良して使用)     
     (表計算ソフト/Windows95版使用、新規にNECパソコン3台購入)  
●1997年=進学就職調査書にパソコン導入(一年次からのデータ蓄積完成)
      (表計算ソフト/Windows95版使用、新規にNECパソコン4台購入)
     情報処理部準備会発足
     (二学期に分掌連絡会議:定員枠など協議、三学期に初年度事業計画立案)
●1998年=情報処理部発足(視聴覚係を吸収)
     ・DOS/V組立パソコン11台の導入(NEC路線からの脱皮)
     ・校内ネットワーク構築(二学期末より稼働開始)
     ・インターネット導入について提起
●1999年=表計算ソフトを更新し、マクロを利用して原票入力からの成績処理開始。
     NLX省スペース液晶PC、無線LANの導入。
     インターネット利用開始・HPの開設。
     校内イントラネット整備。

★IT政策の本格展開で、漸くすべての学校に校内ネットワークが普及
 ・教育現場へのIT普及の政策によって、いよいよこの2002年秋から埼玉県でも全校ネットワークが開通する。教育センターのサーバーによって管理される「学校間ネットワーク」は、ホームページ公開機能などはまだ未整備であるが、光LANによるメガクラスの高速通信が各学校で可能になった。有害サイトへのフィルタリングなど、教育使用の面での配慮がされている。
★現場の意識改革も必要
 ・しかし、情報機器の利用については、まだまだ現場の意識も盛り上がっていないようである。いわゆる教育問題に振り回されている実情では、とても新しいジャンルを精力的に開拓するエネルギーは出てこない。
 ・県では、各学校1名の「ネットワーク管理者」を養成するための講習会を企画し、本格運用に向けた取り組みを展開している。「選任」される管理者の力量がその学校のネットワーク利用の「質」を左右することになると思うが、一回の講習会でなく、継続的なケアを保障するシステムをつくってほしい。

 ○不登校、ひきこもり問題など、顕著になってきている新たな教育問題を考えると、インターネットなどのパーソナルユースで、しかも双方向通信が可能なメディアの援用は、教育活動の様々な場面で積極的に活用すべき段階に来ているのではないだろうか。

★普及には個人レベルのネットワーク参加も不可欠
 ・学校にビデオなどの視聴覚機器が普及しはじめたのは20年程前だったと思う。視聴覚機器も最初は予算が付かず、意識のある教員は結構個人の持ち出しで授業をやったりしていた。その後、機器の低価格化と家庭への普及で、視聴覚機器は極当たり前の教具としてスタンダードなものになった。同様に、情報ネットワーク機器も個人レベルで広まっており、それら個人の機器が学校のネットワークに自由に参加できる「しくみ」も保障されるべきだろう。自作ネットワークではその部分を最大限に保障してきたことで、現場のスキルもアップし、有効なネットワーク活用が展開されてきた。
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