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読書日記(試験公開中)
 私的読書記録です。読んだ本を書き留めることで、のちのち個人的に役立てることが主目的です。そのため、日付、コメント、作者、出版社などは、誤りがあるかも知れません。
 いちおう私が読んだものすべてを対象とし、上にあるものほど新しい日付です。ときどきネタバレがありますので、ご注意下さい。"☆"は半個分です。

■2000/08/19
 岡部ださく著『世界の駄っ作機2』(大日本絵画)、読了。世界の駄作な飛行機を集めた本。開発っていうのは、いろいろ難しいものである……。
私的お勧め度 "★★★★"
■2000/08/17
 『PC USER・8/24号』、購読。「20万円以下ノートPC」は、購入を検討している人にとっては興味深いだろう。「8/10倍速CD-RW」は興味なし。「英日翻訳ソフトウェア」によると、翻訳精度はどれも似たようなもの、という結論だそうだ。「ATI RADEONの性能」、やっとGeForce系に対抗できるチップが出てきたのは嬉しい限り。そういう意味で興味深い記事。結局、現時点ではほぼ同じかやや劣るという性能らしいが、今後のリビジョンアップ・ドライバ更新に期待。
私的お勧め度 "★★★"
■2000/08/15
 森博嗣著『まどろみ消去』(講談社文庫)、読了(借)。短編集。素直に面白かったもの、つまらないもの、玉石混交の感あり。いままでの森氏の作品はキャラクタの魅力が大きかったことを認識。
私的お勧め度 "★★☆"
■2000/08/14
 K・W・ジーター著『ブレードランナー3―レプリカントの夜―』(ハヤカワ文庫SF)、読了。二転三転、意外性はあるものの、ちょっと不条理なところが気になって楽しめず。
私的お勧め度 "★★"
■2000/08/11
 能田達規著『おまかせ! ピース電器店・1〜3巻』(秋田書店・少年チャンピオン・コミックス)、読了。某誌の書評ですすめられていたので、購入。ドラえもん、キテレツ大百科に繋がる、マッドサイエンティスト(?)もの。いまひとつ絵柄がこなれていないのが残念だが、まずまず面白い。続きも購入してみよう。
私的お勧め度 "★★★★"(ここまでのシリーズ全体)
■2000/08/08
 ほったゆみ、小畑健著『ヒカルの碁・8巻』(集英社・ジャンプコミックス)、読了。
私的お勧め度 "★★★"(ここまでのシリーズ全体)
■2000/08/08
 ロバート・J・ソウヤー著『さよならダイノサウルス』(ハヤカワ文庫SF)、読了。タイムマシン、パラレルワールドもの。さまざまなアイデアが詰め込まれ、そのわりに説明的にならずにいる。結末もなかなか感動的な佳作。
私的お勧め度 "★★★★☆"
■2000/08/06
 『DOS/V magazine・8/15号』、購読。特集のPC自作だが、ときどきはこういう記事が必要だろう。ただ、どうも記述がおかしい点が散見されるなど、ライターのレベルはいまひとつのようだ。また、AMD製CPUがおすすめというのはわかるが、Pentium3・Celeron用マザーボードを一切紹介しない、というのはいかがなものか。
 その他では、最新マウスの紹介記事が、興味深かった。
私的お勧め度 "★★"
■2000/08/06
 『ASCII DOS/V ISSUE・9月号』、購読。特集1の最新CPU、チップセットは、あまり興味がない。特集2の最新ビデオカードは、オーバーレイ表示可能解像度を一覧するなど、わりと掘り下げてあった。とはいえ、GeForceひとり勝ちの現在では、あまり盛り上がらない。連載の「ハンダ番長」、やはりページ数が少なく、興味深い内容になるまでにはずいぶん時間がかかりそうだ。
私的お勧め度 "★★★"
■2000/08/04
 ロビン・クック著『ベクター―媒介―』(ハヤカワ文庫NF)、読了。それなりにはらはらする展開なのだが、どうも面白くない。初期の作品のほうが、スリルが味わえた。結末も、あまり意外性がない。また、翻訳が、とくに台詞の部分で、どうもこなれていない。いまいち。
私的お勧め度 "★☆"
■2000/08
 CLAMP著『カードキャプターさくら・12巻』(講談社・KCデラックス)、読了。なかなか面白かったのだが、感動はそこそこ。心を動かされる、という点では、以前のCLAMPの諸作品のほうが、個人的には評価できる。伏線も、ちょっとはりすぎだろう。
私的お勧め度 "★★★★"(シリーズ全体)
■2000/08/02
 マイクル・クライトン著『エアフレーム―機体―・上下巻』(早川書房)、読了。途中はどきどきするのだが、結末が尻すぼみな感あり。ハードカバーで読む本ではないような気がする。
私的お勧め度 "★★★"
■2000/08
 『PC USER・8/8号』、購読。
私的お勧め度 "★★★"
■2000/08
 ゆうきまさみ著『じゃじゃ馬グルーミンUP!・24巻』(小学館・サンデーコミックス)、読了。読んでてちょっとはずかしいなあ……。
私的お勧め度 "★★★★"(ここまでのシリーズ全体)
■2000/08
 青山剛昌著『名探偵コナン・28巻』(小学館・サンデーコミックス)、読了。
私的お勧め度 "★★★"(ここまでのシリーズ全体)
■2000/07/29
 高橋しん著『最終兵器彼女・1、2巻』(小学館・ビッグコミックス)、読了。……すごい設定。その設定にもかかわらず、男女の恋愛を描いてしまう割り切りはもっとすごい。各所に突っ込みたくなるのは置いておいて、今後の展開に期待するのみ。
私的お勧め度 "★★☆"(ここまでのシリーズ全体)
■2000/07/29
 高橋しん著『いいひと・26巻』(小学館・ビッグコミックス)、読了。完結。こんなやついないって、と思いつつも、こういう人情話には弱いので、ほろりとしてしまう。各エピソードがどうしても似てしまうので、ここで完結するのは潮時だと思う。
私的お勧め度 "★★★★"(シリーズ全体)
■2000/07/25
 岡野玲子著『コーリング・1〜3巻』(マガジンハウス)、読了(借)。パトリシア・A・マキリップの「妖女サイベルの呼び声」のマンガ化。原作は、存在は知っていたものの読んだことはなかったのだが、題名から、かってに怖い婆さんが出てくる話を創造していた。そうしたら、意外にも若い美女だったので驚き。話し自体は、中世風ファンタジー。終盤のサイベルの行動はちと疑問だが、まずまず面白かった。
私的お勧め度 "★★★"
■2000/07/25
 波津彬子著『唐人屋敷』(朝日ソノラマ)、読了(借)。著者得意の骨董オカルト(?)物の佳作。
私的お勧め度 "★★★☆"
■2000/07/23
 『DOS/V magazine・8/1号』、購読。特集のIntel815記事の内容は、まあそんなものかなという感じで流し読み。「Windows2000の謎」は、既知の事柄が多かった。GeForceは、なぜか個人的に興味がない。
 そんななか、Windows環境のカラーキャリブレーションは、ゆいいつ参考になった記事。ICMの活用が鍵であるらしい。
私的お勧め度 "★★"
■2000/07/22
 『月刊ASCII・8月号』、購読。玉石混交の今号。最新CPU、WindowMeは興味なし。究極のキーボードは、こだわる人には参考になるだろう。元ログイン編集者のページは、はっきりいってつまらん。連載記事に支えられている感あり。
私的お勧め度 "★★"
■2000/07/21
 『PC USER・7/24号』、購読。Athlon/Duron搭載PC、2000年上半期周辺機器ベストチョイス、アンチウイルスソフトウェアなど。あまり興味深い記事はなかった。
私的お勧め度 "★☆"
■2000/07/21
 赤松健著『ラブひな・8巻』(講談社・少年マガジンコミックス)、読了。著者がかつてゲームプログラマーだったという話を聞いて興味を抱き、買い始めた。こういうどたばたラブコメって、嫌いじゃなかったりする……。
 旧装版の『AIがとまらない』も探している。
私的お勧め度 "★★★"(ここまでのシリーズ全体)
■2000/07/21
 水樹和佳子著『イティハーサ3』(ハヤカワ文庫JA、コミック)、読了(借)。
私的お勧め度 "★★★★"(ここまでのシリーズ全体)
■2000/07/20
 倉嶋厚著『ちょっと使える「お天気知識」』(小学館文庫)、読了(借)。じつは気象が趣味(?)なので、その関係の本は好きである。倉嶋厚氏といったら、天気予報では第一人者だ。この本も、幅広く季節の事柄がつづられていて、なかなか。使える知識というよりも、季節の気象読み物といった趣である。
私的お勧め度 "★★★☆"
■2000/07/14
 吉村作治著『古代遺跡を楽しむ本』(PHP文庫)、読了(借)。世界各地の古代遺跡の観光ガイド兼紹介書。よくもまあこれだけの遺跡を訪れたものである。さすが。自分ではとてもいけないなあ、と思いつつも、面白く読んだ。
私的お勧め度 "★★★"
■2000/07/07
 デイヴィッド・ウェーバー著『巡洋戦艦<ナイキ>出撃!・上下巻』(ハヤカワ文庫SF、「紅の勇者オナー・ハリントン」シリーズ・3)、読了。緊張感のある筆致で、なかなか面白かった。ただ、キャラクタが多すぎて、混乱する。また、話の流れがパターン化してきたし、敵役もいつもながらちょっと抜けている。まあ、どきどきしながら読めたので、些細なことかもしれないが。次巻以降は新たな展開を期待。
私的お勧め度 "★★★★"
■2000/07/06
 水樹和佳子著『イティハーサ2』(ハヤカワ文庫JA、コミック)、読了(借)。透示古があっけなく亡くなってしまい、意外である。伏線だろうか。
私的お勧め度 "★★★★"(ここまでのシリーズ全体)
■2000/07/05
 水樹和佳子著『イティハーサ1』(ハヤカワ文庫JA、コミック)、読了(借)。なんとなく馴染みのある異世界、という背景世界の設定が絶妙。キャラクタも魅力的である。次巻以降に期待。
私的お勧め度 "★★★★"
■2000/07/05
 『DOS/V magazine・7/15号』、購読。Athlon、Duronの記事は、個人的には興味なし。Windows98の復旧は、既知のことで役に立たず。最新パーツは、ぱらぱらと眺めた程度。液晶ディスプレイのレビューと無線LANの記事は、興味深かった。
私的お勧め度 "★★☆"
■2000/07/05
 『ASCII DOS/V ISSUE・8月号』、購読。特集1のCD-R&RWは、いまさらという感じで、特に目新しいものはなし。特集3のWindows Megも同様。特集2のお買い物は、それなりにヘンなものが紹介されている。新連載の電子工作系(?)の記事、「ハンダ番長」は面白そうだが、ページ数が少なく、今月は道具の紹介のみ。来月以降に期待。
私的お勧め度 "★★"
■2000/07/02
 上前淳一郎著『読むクスリ』(文春文庫)、読了。そこそこ。
私的お勧め度 "★★"
■2000/07/02
 田宮俊作著『田宮模型の仕事』(文春文庫)、読了。圧倒的なブランドイメージを得るまでの努力に脱帽。ひさしぶりにプラモデルが作りたくなった。ただ、塗料を用意するのが大変なんだよな……。
私的お勧め度 "★★★"
■2000/06/29
 『PC USER・7/8号』、購読。Athlon/Duron、2000年上半期PCベストチョイス、最新デジタルカメラ18機種など。地図ソフト、intel 815/815Eなどはそれなりに興味深かったものの、たいへん役に立ったといえる記事はなし。
私的お勧め度 "★★"
■2000/06/29
 森博嗣著『封印再度』(講談社文庫)、読了(借)。「中に誰が」のトリックはわかったものの、「いない」と「鍵」は思いつかず。鍵のトリックなど、素養がなければ絶対わからないぞ、と突っ込みを入れたくなることしきり。とはいえ、あとから考えると、きちんとヒントが出ているのである……。トリック以外の部分では、登場人物が生き生きしてきたのがよい。
 この巻までは知人に借りて読んだのだが、以降は文庫が出ていないため、その知人は持っていない。新書版を買ってしまおうか思案中。
私的お勧め度 "★★★☆"
■2000/06/23
 森博嗣著『詩的私的ジャック』(講談社文庫)、読了(借)。今回のトリックはぜんぜん思いつかなかった。途中は、わけがわからないが、最後まで読めば動機、トリックとも納得できるので、ミステリとしては、よくできているといえるのだろう。舞台設定が大学なので、仕掛けが非日常的なのが興味深い。
私的お勧め度 "★★★★"
■2000/06/23
 『DOS/V magazine・7/1号』、購読。特集1「Windows Meの正体」は、まだ出てもいないOSにはあまり興味がないので、読んでいない。特集2の10万円で増強という記事は、あまり目新しいことも書かれておらず、いまひとつ。
 いちばん役に立ったのは、IP接続の紹介記事である。IP接続が田舎での安価常時接続の本命であることが理解できた。
私的お勧め度 "★★"
■2000/06/21
 『月刊ASCII・7月号』、購読。特集1の「パソコンの落とし穴」は初心者には役に立つかも。インターネットアングラ系の情報が多いのは、時代の趨勢か。オーバークロックの記事は、ASCIIで扱うような記事とは思えない。
 その他、自社の広告っぽい記事が多いのは閉口。「広告」としっかり書いて欲しい。
私的お勧め度 "★☆"
■2000/06/19
 森博嗣著『笑わない数学者』(講談社文庫)、読了(借)。理系ミステリ、と称されるシリーズ。いつもSFばかり読んでいるが、たまに他のジャンルを読むと意外に楽しめる。今回は、メインのトリックは容易にわかったが、犯人は見当もつかなかった。もっとも、私はぜんぜん推理せずにどんどん読んでしまう。ミステリの読み方としては邪道かもしれない。
私的お勧め度 "★★★★"
■2000/06
 ロバート・アスプリン&ピーター・J・ヘック著『銀河おさわがせマネー』(ハヤカワ文庫SF)、読了。全体としてみればまずまず面白いのだが、ちょっと詰め込みすぎの感があるのが残念。もうすこし書き込んで欲しかった。
私的お勧め度 "★★★"
■2000/05
 アイザック・アシモフ&ロバート・シルヴァーバーグ著『アンドリューNDR114』(創元推理文庫SF)、読了。泣ける話。
私的お勧め度 "★★★☆"
■2000/05
 秋山瑞人著『猫の地球儀その2・幽の章』(電撃文庫)、読了。設定はいいのだが、いかんせん2冊は短い。もっとじっくり読みたいところ。幽が最後にどうなったのか書かれていないのも、逃げている感じ(読者の想像にまかせる、というやつなのだろうが……)。
私的お勧め度 "★★★☆"(その1、2をあわせて)
■2000/05
 ディリア・マーシャル・ターナー著『半熟マルカ魔剣修行!』(ハヤカワ文庫FT)、読了。とにかく話がわかりにくすぎ。ヘンな本を読みたい向きに。表題と表紙イラストと中身のギャップもすごい。
私的お勧め度 "★☆"
■2000/05
 K・W・ジーター著『ブレードランナー2―レプリカントの墓標―』(ハヤカワ文庫SF)、読了。映画『ブレードランナー』のストレートな続編。ファンなら楽しめるか。
私的お勧め度 "★★☆"
■2000/05
 羅門祐人著『星間群龍伝・II』(アスペクト・アスペクトノベルズ)、読了。
私的お勧め度 "★★★"(ここまでのシリーズ全体)
■1998/11/30
 『ASCII DOS/V ISSUE・1月号』、購読。あまり特筆するところはなし。
 この雑誌は、いくつか技術レベルの高い記事もあるものの、全体的にみて中級AT互換機ユーザー向けといった位置付けか。個人的にも今回の特集は、いずれもほとんど目新しいところがなかった。やはりSuper ASCII誌がなくなったのが悔やまれる。
私的お勧め度 "★★"
■1998/11/27
 『PCfan DOS/V Special・1月号』、購読。個人的にタイムリーなサウンドカードの特集があったので買ってみたが、相変わらず記事のレベル差が激しい雑誌。サウンドカードの特集のなかでも、役に立つ記事もあれば、首をかしげるような記述も散見された。
 特にレベルが低いのはPCユーザーズ・レポート。このコーナーは毎回頭が痛い。
 この雑誌に較べると、ASCII誌がいかに良心的かがよく分かる。ある意味で必見。
私的お勧め度 "★"
■1998/11/26
 アーシュラ・K・ル・グィン著『オルシニア国物語』(ハヤカワ文庫SF)、読了。読む本がとぎれたので、本棚から古い未読を引っ張り出して読み始めた。架空の国オルシニアを舞台にした短編集。情景がたんたんと綴られるだけで、だからどうした、という話が多いが、雰囲気を味わえばそれでよいのだろう。そういう意味では、なぜか心に染み入るものがある。
 文章は華麗で美しい。先日の某書とは雲泥の差である。
私的お勧め度 "★★★☆"
■1997/11/25
 山田南平著『紅茶王子・5巻』(白泉社・花とゆめコミックス)、読了。話がラブコメっぽくなってきて、いい感じである。その昔を思い出して、こっぱずかしいが(笑)。絵柄も『ドッジボールをしよう』の頃より洗練されてきて、好みである。
 とはいえ、どうも話にのめり込めないので、三ツ星程度か。
私的お勧め度 "★★★"(ここまでのシリーズ全体)
■1997/11/25
 『Hello! PC・12/8号』、購読。そろそろノートPCの買い換えを考えているので、特集のノートブックPCはタイムリー。実売30万以下のみ対象としているのも現実的だ。とはいえ、もうすこし掘り下げて評価してほしかったところ。たとえば、剛性の独自試験などがあれば参考になったのだが……。
 その他の記事は、特記するほどのことはなく、いつも通り。値段のわりには、ほどほどのできだといえよう。
私的お勧め度 "★★★"
■1998/11/24
 『月刊ASCII・12月号』、購読。特集1の'98冬パソコンの買い方以外の特集は、それなり。プリンタの記事では、ヘッドの比較が詳細に行なわれていて興味深い。キヤノンとHP、同じサーマル方式インクジェットでも、実装には大きな違いがあるのだそうだ。
 最近のASCIIは、どうも総花的と感じる。それぞれの記事の重みが、どうしても減っている。私のようにたくさん雑誌を買っている人間には、かえってPC関係以外の記事のほうが面白かったりするが、そういう記事ばかりというわけにもいかないだろう。1冊だけ買うPC雑誌としては良いのだが……。
 いろいろいわれているが、個人的にはPC誌の中ではよくできていると思う>ASCII。
私的お勧め度 "★★★"
■1998/11/23
 『電撃大王・12月号』、購読。はっきりいって、星界の紋章目当て。その内容は、ちょっと端折りすぎの観はあるが、原作に忠実で、まずまず。小野敏洋氏が描かれているのだが、ほのぼの系の絵柄。嫌いではないが、多少違和感あり。ただ、ティルがどう見ても悪人顔なのは、この先の話を考えるとちょっとまずいような……。
 その他のマンガは……知らん(笑)。
私的お勧め度 "★★★"(星界の紋章のみ)
■1998/11/22
 榛野なな恵著『Papa told me・21巻』(集英社・ヤングユーコミックス)、読了。どうも最近は、話がまんねり傾向。とはいえ、ここに描かれてるような生き方も悪くない。
私的お勧め度 "★★★"(ここまでのシリーズ全体)
■1998/11/22
 藤島康介著『ああっ女神さまっ・18巻』(講談社・アフタヌーンKC)、読了。あいかわらずほのぼので、好調。この巻はいつもにもまして、原稿が白いような気がするが……。
私的お勧め度 "★★★★"(ここまでのシリーズ全体)
■1998/11/16
 『DOS/V magazine・12/1号』、購読。特集1の定番ハード五番勝負は、まあそれなり。ただ、サウンドカードの定番がSB Live!Monster Sound MX200というのは、ちょっと納得できないような……。特集2の100BASEのNIC・ハブのほうがより興味深いか。ありがちな記事ながら、一応イーサネットの基礎から解説しているのは評価できる。特集3の年賀状ソフトは、個人的に興味なし。
 特別企画のPC工具でGO!、前回は有用だったが、今回はハイグレード編ということで、読むぶんには面白いが私が使うことはないだろう。
 一般記事では、特に目を引くものはなかった。PCパーツセンターは、いつもながらどこかで見たようなパーツを紹介している。もうすこし目新しいパーツを紹介してほしい。
私的お勧め度 "★★"
■1998/11/16
 羅門祐人著『星間興亡史・IV』(アスペクト・アスペクトノベルズ)、読了。いっきに読み終えてしまった。ここにきて一気に物語が動き始めた感あり。人物同士の絡み合いが面白い。
 この話、「X月Y日」といったように、いちおう時系列順にエピソードを記述していく形を取っているのだが、この巻の冒頭では「概況」という形であらすじだけを述べて、暦を一気にすっ飛ばしている。冗長になりがちなところを思い切って省略していて、なかなか潔い。
 そのかわり、その間の時間経過に実感が持てず、違和感を覚えるところもあった。
 ともあれ、次巻が楽しみである。なお、次巻からは、ぜひ登場人物一覧をつけてもらいたい(笑)。
私的お勧め度 "★★★★"(ここまでのシリーズ全体)
■1998/11/13
 津守時生著『やさしい竜の殺し方』(角川書店・スニーカーブックス)、読了。知人に借りたのだが、久しぶりにつまらない本を読んだ、というのが率直な感想。あまりにもひどいので思わず長文である。

 まず、ストーリーうんぬん以前に、文章がいまひとつ。雰囲気のある文章を目論んでいるのだろうが、読みにくいだけ。
 また、ヤングアダルトにありがちだが、キャラクタの台詞が多い。私は本を読むとき、その場の情景を思い描きつつ読むのが好きなのだが、情景描写の少ないこの話は、それを許してくれない。また、ひとつの台詞も長すぎる。キャラクタの掛け合いも楽しいが、その人物の行動や心情を描いてほしい。
 また、シリアスな場面と、息を抜く場面との書き分けがなってない。読者が混乱する。
 細かいことをいえば、話終盤で初めて書くキャラクタの行動に「いつものように」と形容詞をつけたり、地の文に「謎の魔法」って書くのは解せん。さらに、robeのカタカナ表記はローヴじゃなくてローブだろう(笑)。

 世界設定も薄っぺらい。ありがちを狙ったらしいが、度が過ぎる。初めはパロディかと思ったほどだ。仮にもファンタジーなのに、ここまで設定をおろそかにするのはいかがなものか。特に人間界の設定や魔法の設定には、なんの工夫もない。多少マシなのは幻獣界と人間界の陰陽の設定くらいか。全体的な雰囲気は、10年前のヤングアダルト向けファンタジー小説といったところ。
 さらには、その世界設定の説明も不足している。たとえば、この世界の教会では、大神官と神官長と僧侶が、それぞれ別の職業を表しているらしいが、そんなのは読者にわかるわけもない。

 ストーリー的にも問題あり。本筋の「愛」については、まあそれなりに納得。しかし、クローディアとドウマが突然くっついたのは驚き。もう少し伏線を張っておいても……。そもそもクローディアなど、登場があまりにも地味だったので、すぐ消えると思っていた。

 とにかくキャラクタに頼りきった話。最低の★1つ……としたいが、キャラクタの魅力を買って★2つとする。
 著者は新人なのかと思い、ネット上で調べてみると、すでに何冊も出していて驚いた。この本の書評もいくつか見つかったのだが、いずれもわりと好意的でさらに驚いた。私の感性はずれているのだろうか……。
私的お勧め度 "★★"
■1998/11/11
 羅門祐人著『星間興亡史・III』(アスペクト・アスペクトノベルズ)、読了。SFの場合、話を面白くするためにも、仮想科学技術に制限を設定しておくのは当然のことである。しかし、自分でそれを設定しておいて、あとから「それを克服した新兵器!」とかいわれると興ざめだ。
 今回は話の都合上、ガイアードの不気味さを強調する意味でしかたがないとして、次巻以降も続くとなると考えものである。
私的お勧め度 "★★★"(ここまでのシリーズ全体)
■1998/11/10
 羅門祐人著『星間興亡史・II』(アスペクト・アスペクトノベルズ)、読了。やっと面白くなってきた。SFでもファンタジーでも、設定がある程度しっかりしてないと話にのめり込めないものだが、このシリーズはまずまずか。次巻以降にも期待。
私的お勧め度 "★★★"(ここまでのシリーズ全体)
■1998/11/09
 羅門祐人著『星間興亡史・I』(アスペクト・アスペクトノベルズ)、読了。SFマガジン12月号での評価が高かったため、購入してみた。
 初巻とあって説明的文章が多く、キャラクタもまだまだ動いていない。とはいえ、面白くなりそうな予感はある。次巻以降も読み進めていきたい。
 ところで、全体的雰囲気はどうみても銀河英雄伝説に似てる(笑)。
私的お勧め度 "★★★"
■1998/01/18
 藤島康介著『ああっ女神さまっ・16巻』(講談社・アフタヌーンKC)、読了。こういうしみじみする話にも弱い。
 このシリーズにも女性が多数登場するが、やっぱり好みにそのひとの趣味が反映されそうである。
私的お勧め度 "★★★★"(ここまでのシリーズ全体)
■1998/01/18
 青山剛昌著『名探偵コナン・18巻』(小学館・サンデーコミックス)、読了。1巻から続く謎に、大きな展開。続きが気になる。
私的お勧め度 "★★★"(ここまでのシリーズ全体)
■1998/01/16
 『DOS/V magazine・2/1号』、購読。テストラボの19インチディスプレイを選ぶは、私的にタイムリーで参考になった。特集1は、ディスプレイとビデオカードの仕組みと設定についての記事だった。あまり目新しいことは書いてなかったが、それなりにまとめられていてまずまず。特集2のPCカードも、参考にはなった。
 一般記事は、似たような内容が多いような印象を受けた。ゲーム系では、DiabloアドオンHELLFIREが紹介されている。実際の画面など、詳しいことを初めて知ったが、どうもいまいちっぽい。
私的お勧め度 "★★★★"
■1998/01/15
 TEAM猫十字社著『幻獣の國物語・14巻』(宙出版・ミッシイコミックスDX)、読了。最近ずいぶんSFしている。このシリーズはキャラクタがヘンなのが良い。
私的お勧め度 "★★★"(ここまでのシリーズ全体)
■1998/01/15
 秋野茉莉著『Pet Shop of Horrors・8巻』(宙出版・ミッシイコミックスDX)、読了。1巻からずっと読んでいるが、こういったホロリとさせる話には弱い。この巻もまずまずであった。
私的お勧め度 "★★★"(ここまでのシリーズ全体)
■1998/01/14
 ロバート・ジョーダン著『竜王伝説1・妖獣あらわる!』(ハヤカワ文庫FT)、読了。アメリカで大人気とかいうファンタジー・時の車輪シリーズ、初の邦訳である。この竜王伝説だが、なんでも本来は1冊なのを日本では5冊に分けて出版するそうだ。そのせいか、この巻は本当に話のさわりだけである(サブタイトルにもそれが現れている(笑))。しかし、その文章からは、緻密に構築された背景世界の雰囲気が、しっかりと伝わってくる。なかなかいい感じだ。主人公も優柔不断ぽくって今風だ(笑)。今後とも読み続けていきたいと思う。
私的お勧め度 "★★★★"(この巻のみ)
■1998/01/13
 スティーヴン・グールド著『ワイルドサイド―ぼくらの新世界―・上下巻』(ハヤカワ文庫SF)、読了。ベースになっているのは使い古されたアイデアだが、それを生かして、異世界での冒険や主人公の成長が生き生きと描かれている。感情移入の激しい私としては、自分の昔を思い出して、ちょっと恥ずかしくなることしきりであった。
 途中、何度も危機が訪れるのだが、なんとなくハッピーエンドを信じて読み進められる雰囲気がある。
 ただ、前作『ジャンパー』と基本的な雰囲気、話の進み方ともかなり似ている。その点、多少残念であった。それでも、なかなか楽しめることに間違いない。まずまずお勧めである。
 ちなみに、全編を通じて飛行機が活躍する。フライトシミューレータファンが読んでも、面白いかもしれない。
私的お勧め度 "★★★★"
■1998/01/07
 『PC WAVE・2月号』、購読。特集の1998年の業界予測は、わりと当たり前のことばかり書かれているような印象。ルータの特集は、個人的に買う予定もないので、あまり興味はない。
 COMDEX/FALL 97裏レポートは変なモノが紹介されていて楽しいが、それ以外には興味深い記事は少なかった。
 PC WAVEのニュースページは、業界ゴシップ的なことまで扱っていて面白い。しかし、最近はインターネット上でそういった記事を読むようになったため、昔ほどは参考にならなくなった気がする。
私的お勧め度 "★★"
■1997/08/18
 『DOS/V magazine・9/1号』、購読。特集1のルーター・56kモデムはどちらも導入予定なし。特集2のメールソフトは、わざわざメーラー変えるのが面倒なのでパス。特集3のIE4とNC4.01は、IE4は正式リリースまで導入する気はないし、NC4.01は導入済みで関係なし。また、テストラボも液晶ディスプレイということで私には手が出ない。……ということで、あまり見るべきところはなかった
 そんな中、10万円以下のPCを自作する記事は、なかなか面白かった。昨今のCPU価格の下落のおかげで、10万でも充分実用になるPCが組める状態になっているのは驚きである。
 PCパーツセンターで、ケース電源のサービスコンセントにさまざまな機器をつなぐためのパーツ(電脳省電精霊挿座)を紹介していたが、このパーツはアキバHotLine!でだいぶ昔に紹介されたものである。また、「ケースによってはコンセントの方向が合わないので使えない」との記述があるが、実際にはどのケースでも使えるよう、方向を変えて2種類のパーツが出ている。筆者の調査不足といえよう。
私的お勧め度 "★"
■1997/08/10
 日渡早紀著『未来のうてな・7巻』(白泉社・花とゆめコミックス)、読了。どうも話が複雑で、新しい巻が出るころには前の巻までの話を忘れてしまっている。そのうち最初から読み直そうと思っている。

■1997/08/09
 青山剛昌著『名探偵コナン・16巻』(小学館・サンデーコミックス)、読了。コメントできるようなたぐいの本ではないので、ノーコメント(笑)。

■1997/08/09
 『PC WAVE・9月号』、購読。特集の、電話に関する記事は、各社のサービスや料金体系を詳細にまとめていて参考になる。各社とも、よくもまあこんなに沢山のサービスを考えつくものだ。この記事をじっくり読んで、自分に合ったサービスを申し込めば、結構な料金の節約ができるのではないだろうか。
 他の記事では、連載があいかわらず好調である。
私的お勧め度 "★★★★"
■1997/08/08
 『Hello! PC 夏合併号(8/24,9/8)』、購読。特集が4つもあるという構成だったが、いずれもいまひとつ。特集1のA4スリムノートは、ThinkPad560をすでに購入している私にはあまり興味はない(正確には、興味はあるが参考にはならない)(ちなみに、ThinkPad560Eが取り上げられていたが、あまり評価は高くなかった)。特集3のA3レーザプリンタも、個人ユーザーにはほとんど関係ない話題だ。特集2はWindows98、特集4は携帯通信と、いずれもよくあるテーマである。
 参考になったのは、マザーボード比較記事くらいだろうか。これによると、intel以外のチップセットもかなり性能が向上しているようだ。次にSocket7マザーボードを買うときには、ApolloのVPX/VP2など、intel以外の製品を考えてもいいかもしれないと感じた。
 今号は、よく立ち読みしてから買うことをお勧めする。
私的お勧め度 "★★"
■1997/08/06
 眉村卓著『滅びざるもの』(徳間文庫)、読了。眉村卓氏の本、それも文庫本はほとんど集めていると思うのだが、それでもときどき古本屋で、この本のようにまだ読んでいない本をみかける。
 著者の作品は、大きくインサイダーSF、ジュヴナイルSF、ショートショートに分けられると思う。この作品はインサイダーSFのごく初期の作品らしい。
 ちょっと間の抜けた行動を取る登場人物たち、伏線もなく登場する超物質など、ストーリーはいまひとつである。執筆されたのが30年も前なので、ある程度しかたがないのかもしれない。しかし、作者のいわんとしていることは、今も古びていない。
 もっとも、どうせ読むなら、ハヤカワ文庫JAから出ている司政官シリーズ(『消滅の光輪』など)をお勧めする。
私的お勧め度 "★★"
■1997/08/04
 神林長平著『敵は海賊・A級の敵』(ハヤカワ文庫JA)、読了。このシリーズはかかさず読んでいるが、今回も各キャラクタの魅力が存分に発揮されている。
 このシリーズ、ふと考えると各話とも、とても不条理な設定である。にもかかわらず、読んでいる間はなんとなく納得しているのは、著者の筆力のせいだろうか。
 今回も、よくぞこんな敵を思い付くものだと、ほとほと感心。
 そういえば、情報にも重量があるので、コンピュータをどんどんどんどん高集積化していくと、そのうちにブラックホールになるという話を、どこかで読んだことがあるような……。
私的お勧め度 "★★★★"
■1997/08/01
 『DOS/V magazine 8/15号』、購読。特集1のSCSIカード関係の記事は、私自身がストレージデバイスをSCSIで固めているので、なかなか参考になった。ストライピングの効果が意外に高いのは興味深い。NT4.0を導入することがあれば試してみようと思う。
 ソフトウェアMIDIの比較記事によると、RolandのVSC-88Wは、SC-88の再現性がいまひとつ低いようで残念。SC-88並みの音質なら即買いなのだが……。ちなみに、Best ChoiceはヤマハのS-YXG50だった。
 その他の記事はそれなり。
私的お勧め度 "★★★"
■1997/07/30
 ロビン・クック著『コンテイジョン―伝染―』(早川文庫NV)、読了。ロビン・クックの医学サスペンスシリーズはかかさず読んでいるが、今回の結末は意外性はあるものの、ちょっとあっけなくて拍子抜け。
 このシリーズを読んでいる人は、読んでも損はないと思う。しかし、そうでない人には同じシリーズでも別の作品から読み始めることをお勧めする。
私的お勧め度 "★★"
■1997/07/28
 樹川さとみ著『楽園の魔女たち〜ドラゴンズ・ヘッド〜』(コバルト文庫)、読了。<楽園の魔女たち>シリーズ最新刊。相変わらず各登場人物の掛け合いが面白い。今回はかわいい(?)魔女たちの活躍が少ないのがちと不満か(笑)。
 このシリーズ、一見いいかげんな背景世界と登場人物たちだが、裏にはきちんとした設定があるようだ。そういった設定を行間から読み取るのも楽しみのひとつだろう。ただ、ときどき文章が妙に読みにくくなるのは、わざとそうしているのだろうか。
 男性読者にとっては、「4人の弟子のうちの誰が好きか」に、そのひとの趣味が反映されそうである。心理学的な分析もできそうでちょっと恐い。ちなみに、私はダナティアあたりが好きだったりする。一緒にいると退屈しないですみそうだから。
私的お勧め度 "★★★★"

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