十三仏建立 |
平成19年4月8日 (2007年) |
長善寺境内に十三仏が建立されました。 |
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![]() 大日如来さま 胎蔵界大日如来さまは手の形が法界定印です。 拡大画像 |
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長善寺境内に十三仏が建立され平成19年4月8日開眼法要が営まれました。 |
十三仏さまは、あまたの御仏さまの中でも、私たちにもっとも身近で、古くから信仰される13の尊い仏さまです。この世に生きる我々のお守り本尊であると同時に、来世の、つまり先祖供養の仏さまでもあり、年忌の際には必ず御本尊として拝まれています。 13の御仏たちは、それぞれに違った徳(特性、役割)を持ち、それぞれの働きを以て私たち一切衆生を救済されます。 そして、私たちの心が真に救われ、すべての世が浄土となることを願って精進されているのです。 不動明王 のうまく さんまんだ ばざらだん かん 第1番 初七日 お不動さまは右手に剣、左手に絹索をお持ちになり、背に火焔を背負って憤怒の形相をし、大盤石に座しておられます。大日如来の化身として諸尊の先頭に立ってお救い下さいます。 釈迦如来 のうまく さんまんだ ぼだなん ばく 第2番 二七日 お釈迦さまは仏教の開祖。今から2500年前にインドの菩提樹の下で、世の中の道理、自然の摂理を体得し、一切の迷いを離れて悟りを開かれました。 文殊菩薩 おん あらはしゃ のう 第3番 三七日 獅子に乗る文殊さまは「三人よれば文殊の知恵」といわれるように知恵のほとけさまです。右手の剣は「諸戯(しょけ)を断つ」といわれ、愚かさを切る智慧の剣です。 普賢菩薩 おん さんまや さとばん (ふげんぼさつ) 第4番 四七日 普賢さまは六牙の白象に座しておられます。ほとけの慈悲の活動を「普賢の行願(ぎょうがん)」というように、救いの行の菩薩さまです。 地蔵菩薩 おん かかかび さんまえい そわか 第5番 五七日 大地のぬくもりをあらわすお地蔵さまは六道衆生を救うほとけさまです。六道とは地獄・餓鬼道・畜生道・修羅道・人道(人間界)・天道(天界)の6つで、全ての生きとし生けるものに救いの手をさしのべて下さいます。 弥勒菩薩 おん まい たれいや そわか 第6番 六七日 「第二の釈迦」といわれる弥勒さまは、未来の世にお釈迦さまと同じ如来となってこの世に降り立つお方で「未来仏」ともいわれています。常に心を鎮め、衆生を救う思いをこらしておられるため、心を清めるお徳をお持ちです。 薬師如来 おん ころころ せんだり まとうぎ そわか 第7番 七七日 お薬師さまは左手の薬壺が示すとおり、私たちの健康を守って下さる仏さまです。日々無事、健康に過ごせることが最も尊いことだということを教えて下さっている仏さまです。 観世音菩薩 おん あろりきゃ そわか 第8番 百ヶ日 阿弥陀さまの左におられる観音様は慈悲の菩薩さま。願いに応じて様々に姿を変え、私たちを見守って下さいます。 勢至菩薩 おん さんざんさく そわか 第9番 一周忌 阿弥陀さまの右におられる勢至さまは智慧の菩薩さま。お姿は聖観音(しょうかんのん)さまにそっくりですが、頭の宝冠に水瓶がついています。そこから智慧の力をふりそそぐのです。 阿弥陀如来 おん ありみた ていせい から うん 第10番 三回忌 阿弥陀さまは西方の極楽浄土の教主さまです。極楽の住人を正しく教化するため説法に努められています。 阿閦如来 おん あきしゅびや うん (あしゅくにょらい) 第11番 七回忌 阿弥陀さまと反対、東の浄土におられるのが阿シュクさま。「無動如来」ともいわれ、動じない堅固な意志を持ち、魔を下す強い力をお持ちです。 大日如来 おん あびらうんけん (胎蔵界大日如来) 第12番 十三回忌 天地宇宙の中心であり全てである仏さま。一切衆生は大日さまの深い優しさと限りない厳しさに満ちた大いなる懐に抱かれています。 虚空蔵菩薩 のうぼう あきゃしゃ きゃらばんや おん ありきゃ まりぼり そわか 第13番 三十三回忌 虚空蔵さまは、大空のこころを体現する菩薩さまです。平穏に安住することなく菩薩道を実践し続けることを表すため、根本教主大日如来さまのあとに、十三佛のしんがりとして登場されます。 南無大師遍照金剛 高野山真言宗 長善寺 |
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