DOS/Vの追求

実際の作業編

 

作品解説

既に、前回の改造から約2年が経過しもうちょっとスペックが欲しいと言うことで改造してみました。
ただ普通にパソコン組み上げてOS入れてソフトの再インストールでは面白くないので、今回は”現状の資産をそのままニューマシンへ移行する”ことを目標に作ってみました。

とりあえず、計画としてはこんな感じで考えてみました。

  1. Cドライブが13Gbyteでは、今後困る事態になりそうなので60Gbyteのものに中身をそのままコピーして、その13Gbyteハードディスクはバックアップとして、ちゃんと動くようになるまで取り付けずに保管。
  2. コピー終了後、パソコンのマザーボード・CPU・メモリを交換して別のマシンに組み上げる。
  3. ”1”でコピーした60GbyteのHDDをCドライブとして立ち上げたいところだが、ちゃんと起動出来ると思えないので、Windows Meを上書きインストール。

 

実際の作業

1.ハードディスクの移行作業

作業の工程で一番楽な作業となりそうなので早速本体の蓋を開けて内蔵ハードディスクに繋がってるケーブルの真ん中にあるセカンダリ用のコネクタに新しいハードディスクをジャンパーピンを設定してから取り付けてWindows Meを起動。
コマンドプロンプトに降りてFDISKをかけてフォーマットしないと使えないと思ったのだが、

60Gハードディスクが
FDISKで認識出来ない!

コマンドプロンプトを終了してマイコンピュータのプロパティ見たけどやっぱりいない!!
40Gを越えるハードディスクを認識できない話は、Windows98だったら聞いたことあったんだけど・・・
再起動してBIOSのIDE設定で無理矢理認識させようとしたらハングアップ(T_T)
古いマザボ(2年前の特売品)だと容量の大きいハードディスク認識できないのね(涙)
やむを得ず、2へ移行。

 

2.改造開始

Cドライブの変更が出来なかったのは、かなりのダメージだが、旧CドライブをそのままCドライブに、新ハードディスクをDドライブとして組み立てる。
あまり大幅な機器構成があるとOSの移行作業に問題が出そうなので、PCIバスに挿さっていたカードは同じ順番で挿す。

組み立てが終わったら、セーフモード(※注1)で立ち上げる。
普通に立ち上げてしまうと、プラグアンドプレイでいろいろなモノを見つけてしまいとても面倒なことになるからである。
WindowsMeでは、セーフモードでコマンドプロンプトを開くと、”この状態でそんな事すると、とても危険である”と言った雰囲気のメッセージが出るがFdiskを実行してDドライブをフォーマット出来るようにしてフォーマットする。

フォーマット完了後、Cドライブの中身をDドライブにコピー。
WindowsMeでは、OSやアプリケーションが読み込んでいるファイルを読もうとするとエラーが出てコピーが終了するのでフォルダごとコピーが困難です。

3.OSの上書きインストール。

ようやく準備も終わったので、旧Cドライブは大事に保管して、新ハードディスクをCドライブに昇格。
このままじゃブートしないので、WindowsMeのCD-ROMをドライブに入れて起動と思ったのだが・・・

なんか起動しねぇ・・・

何が問題かなんて考えててもしょうがないので、Windows98セットアップディスク(フロッピー)で起動。
立ち上がったら、MeのCDを読ませて無事完了。

とりあえず、移行で失敗したのは次のソフト(?)

  • Noton Internet Security
  • Direct X

後者はドライバーがOS標準に戻っちゃうのでやむを得ないんだろうけどね。

※注1・・・セーフモードで起動するには、BIOSの画面終了後のWindows起動のロゴが出る直前のタイミングでF8キーを押しっぱなしにする。そうすると黒画面に選択肢が出てきます。
コマンドプロンプト云々って書いてあるのを選ぶとDOS画面になるので、この場合、ソレを選んでもしょうがないよ。

 

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